特許
J-GLOBAL ID:200903070323103015

分散メモリ・マルチプロセッサ・システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 次生
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-235473
公開番号(公開出願番号):特開平11-154115
出願日: 1998年08月21日
公開日(公表日): 1999年06月08日
要約:
【要約】【課題】ディレクトリに基づくキャッシュ整合性を持つ分散メモリ・マルチプロセッサ・システムの処理性能を向上させる。【解決手段】メイン・メモリの整合性ディレクトリに加えて、キャッシュ記憶される迅速整合性ディレクトリを使用する。迅速ディレクトリは、メイン・ディレクトリ情報の一部のみをキャッシュ記憶する。データ要求に応答して、迅速ディレクトリ情報がメイン・ディレクトリ情報と並列してアクセスされる。迅速ディレクトリからの情報に基づいて、見込みリコールが発信される。引き続き受け取られるメイン・ディレクトリ情報によって、見込みリコールの有効性が判断され、無効であれば、決定性リコールが発信され、有効であれば、見込みリコールが継続する。見込みリコールはアクセス・タイムを減少させるので、見込みリコールの成功度合いに従って全般的システム性能が向上する。
請求項(抜粋):
ディレクトリに基づくキャッシュ整合性を持つ分散メモリ・マルチプロセッサ・システムであって、該システムは、相互に通信できるように接続され、複数のプロセッサ、複数のユーザ・データ・キャッシュ、複数のメイン・メモリ、複数の迅速整合性ディレクトリおよび複数の整合性コントローラを集合的に含む複数のメモリ・セルを備え、上記複数メモリ・セルの各々が、上記プロセッサの少くとも1つ、上記キャッシュの少くとも1つ、上記整合性コントローラの1つ、上記メイン・メモリの1つおよび上記迅速整合性ディレクトリの1つを含み、上記メイン・メモリの各々が、ユーザ・データを記憶し、整合性情報を表す1つのメイン整合性ディレクトリを含み、最大メイン・メモリ・アクセス時間を持ち、上記迅速ディレクトリの各々が、それぞれのメイン整合性ディレクトリにおいて表される整合性情報のすべてではないが一部を表し、上記最大メイン・メモリ・アクセス時間より速い最速メモリ・アクセス時間を持ち、上記整合性コントローラの各々が、そのそれぞれの迅速整合性ディレクトリおよびそのそれぞれのメイン整合性ディレクトリに並列的にアクセスして、対応する情報が上記メイン整合性ディレクトリから取り出される前に上記迅速整合性ディレクトリから取り出される情報に基づいて見込みリコールを始動させることによってデータ要求に応答する、分散メモリ・マルチプロセッサ・システム。
IPC (3件):
G06F 12/08 ,  G06F 12/08 310 ,  G06F 15/163
FI (3件):
G06F 12/08 E ,  G06F 12/08 310 B ,  G06F 15/16 320 K

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