特許
J-GLOBAL ID:200903070325774006

仮止め機構付回転コネクタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 隆久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-130161
公開番号(公開出願番号):特開平7-335355
出願日: 1994年06月13日
公開日(公表日): 1995年12月22日
要約:
【要約】【目的】 回転コネクタの組み付けが終わって回転体を回転させる時点まで回転コネクタの中立位置を維持することができ、固定体あるいは回転体に仮止めを解除するための手段を新設する必要がなく、簡易な構成でコスト的に優れ、さらに仮止め解除操作を容易に行い得る仮止め機構付回転コネクタを提供する。【構成】 仮止め装置20は、仮止め位置と解除位置とに移動自在な頭部24(固定部材30)と、頭部24を仮止め位置に保持する第1の強さの弾発力および解除位置に保持する第2の強さの弾発力を頭部24に付勢する脚部25(弾発手段31)とを、弾性を有する素材から一体的に形成した仮止め部材23を有する。第1、第2係止部21,22に対する仮止め部材23の頭部24の係合は、第2係止部22に形成した傾斜面37(カム手段33)によって、回転体が回転するのに伴って解除される。
請求項(抜粋):
固定体側に接続される第1ケース(11)と、回転体側に接続され前記第1ケース(11)に対して相対的に回転自在な第2ケース(12)と、これら第1,第2のケース(11,12) を組み合わせて形成される空間(15)内に収容されると共に固定体側の電装部品と回転体側の電装部品とを電気的に接続するケーブル(16)と、前記第1,第2のケース(10,11) が相対的に回転しないように相互に仮止めするための仮止め機構と、を有する回転コネクタ(10)であって、前記仮止め機構が、前記第1ケース(11)に設けられる第1係止部(21)と前記第2ケース(12)に設けられる第2係止部(22)との間を解除自在に連結する仮止め位置と、前記両係止部(21,22) の間の連結状態が解除された位置であると共に前記回転体および前記第2ケース(12)の回転動と干渉しない位置である解除位置とに、移動自在な固定部材(30)と、前記固定部材(30)を前記仮止め位置に保持する第1の強さの弾発力および前記固定部材(30)を前記解除位置に保持する第2の強さの弾発力を前記固定部材(30)に対して付勢する弾発手段(31)と、前記両ケース(10,11) のうちいずれか一方に設けられ、前記固定部材(30)および前記弾発手段(31)を保持する保持手段(32)と、前記両ケース(10,11) のうち少なくとも一方に設けられ、前記仮止め位置に保持された前記固定部材(30)を前記弾発手段(31)の前記第1の強さの弾発力に抗して前記第2ケース(12)の回転動に伴って前記解除位置に移動させるカム手段(33)と、を有することを特徴とする仮止め機構付回転コネクタ。

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