特許
J-GLOBAL ID:200903070376927737

組織又は器官移植片にT細胞耐性を誘発するための方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-527745
公開番号(公開出願番号):特表平9-512271
出願日: 1995年04月25日
公開日(公表日): 1997年12月09日
要約:
【要約】移植片受容体において組織又は器官移植片に対するT細胞耐性を誘発するための方法が開示される。この方法は、対象に、1)少なくとも1つのドナー抗原を発現し、そして接触依存性ヘルパーエフェクター機能を介在する受容T細胞の表面上の受容体と相互作用する細胞表面上のリガンドを有する同種又は異種細胞;及び2)前記受容体と前記リガンドとの相互作用を阻害する、T細胞の表面上の受容体のアンタゴニストを投与することを包含する。好ましい態様においては、同種又は異種細胞は、B細胞、好ましくは休止B細胞であり、そして接触依存性ヘルパーエフェクター機能を介在するT細胞の表面上の分子はgp39である。好ましいgp39アンタゴニストは抗-gp39抗体である。同種又は異種細胞及びgp39アンタゴニストは典型的には、組織又は器官の移植の前、受容体に投与される。本発明の方法は移植体、たとえば肝臓、腎臓、心臓、肺、皮膚、筋肉、神経組織、胃及び腸に対してT細胞耐性を誘発するために使用され得る。対象に、ドナー抗原を発現する同種又は異種細胞、gp39アンタゴニスト及び脾島を投与することを含んで成る、糖尿病を処理するための方法もまた、開示される。
請求項(抜粋):
組織又は器官の受容体においてドナー組織又は器官に対するT細胞耐性を誘発するための方法であって、前記受容体に、 a)少なくとも1つのドナー抗原を発現し、そして接触依存性ヘルパーエフェクター機能を介在する受容T細胞の表面上の受容体と相互作用する細胞表面上のリガンドを有する同種又は異種細胞;及び b)前記受容体と前記リガンドとの相互作用を阻害する、T細胞の表面上の受容体のアンタゴニスト; を投与することを含んで成る方法。
IPC (4件):
A61K 39/395 ABC ,  C12N 15/02 ,  C12P 21/08 ,  C12R 1:91
FI (3件):
A61K 39/395 ABC U ,  C12P 21/08 ,  C12N 15/00 C
引用特許:
審査官引用 (2件)

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