特許
J-GLOBAL ID:200903070390913633

バルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-256131
公開番号(公開出願番号):特開平7-109907
出願日: 1993年10月13日
公開日(公表日): 1995年04月25日
要約:
【要約】【目的】エンジンの始動時から潤滑系への流体の供給を迅速に行い、もってエンジンの潤滑性を速やかに向上させ、打音を速やかに低減させる。【構成】カムシャフト1の先端にタイミングプーリ10を設け、両者1,10の間にリングギヤ25を介在させる。カムシャフト1とタイミングプーリ10との間でリングギヤ25の軸方向両側に各油圧室26,27を設ける。オイルコントロールバルブ(OCV)44により、各油圧室26,27に選択的に油圧を供給して、リングギヤ25を軸方向へ移動させてカムシャフト1とタイミングプーリ10とを相対回動させる。電子制御装置71はOCV44を制御し、エンジンの始動後、所定時間は各油圧室26,27への潤滑油の供給を禁止する。従って、その分潤滑系の容積が低減され、潤滑油は動弁機構等に対し速やかに充填されることとなる。
請求項(抜粋):
エンジンのバルブ駆動用カムシャフトの外周に設けられ、かつ、前記エンジンに駆動連結されたプーリと、前記カムシャフト及びプーリ間に介在されるとともに、内外周面にスプラインを有し、かつ、少なくともその一方がヘリカルスプラインであるリングギヤと、前記エンジンに駆動連結され、かつ、そのエンジンの運転状態に応じて前記エンジン各部を潤滑するための流体を加圧して供給する加圧流体供給源と、前記加圧流体供給源からの流体を圧力室へ供給し、その流体圧を前記リングギヤに作用させるための供給路と、前記供給路の途中に設けられ、前記流体圧を調整するための流体圧調整手段と、前記エンジンの始動の有無を含む運転状態を検出するための運転状態検出手段と、前記運転状態検出手段により検出された運転状態に基づき、前記流体圧調整手段を制御する流体圧調整制御手段とを備え、前記加圧流体供給源からの調整された流体圧により、リングギヤをカムシャフトの軸方向へ移動させ、プーリの駆動力をヘリカルスプラインにてカムシャフトに伝達し、プーリ及びカムシャフトの回転位相を変化させてバルブの開閉時期を調整するようにしたバルブタイミング制御装置において、前記運転状態検出手段により前記エンジンの始動が検出された直後から、予め定められた所定時間が経過するまでの間、前記流体圧調整手段を制御して前記流体の前記圧力室への供給を禁止する流体供給禁止手段を設けたことを特徴とするバルブタイミング制御装置。
IPC (4件):
F01L 1/34 ,  F01M 1/16 ,  F01M 7/00 ,  F02D 13/02
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開平4-330306
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-156126
  • 特開平4-330306

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