特許
J-GLOBAL ID:200903070407339880

コバルトを含む硫酸ニッケルの精製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-126349
公開番号(公開出願番号):特開平10-310437
出願日: 1997年04月30日
公開日(公表日): 1998年11月24日
要約:
【要約】【課題】 粗硫酸ニッケル溶液から精製硫酸ニッケルを得る場合に、溶媒抽出法による中和剤の使用量をや排水処理費を削減しながら、原料粗硫酸ニッケル溶液に含まれるコバルト、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ナトリウム、アンモニアなどの不純物を除去し、高純度に精製された硫酸ニッケル溶液を得るとともにコバルトを効果的に回収する方法を提供する。【解決手段】 酸性有機抽出剤により、ナトリウム、アンモニアを多く含む粗硫酸ニッケル溶液からニッケルを抽出しニッケル保持有機相を得る抽出工程と、該抽出工程で得られたニッケル保持有機相をニッケル含有洗浄液で洗浄する工程と、該洗浄工程で得られた洗浄後のニッケル保持有機相を不純物、特にコバルトを多く含む粗硫酸ニッケル水溶液と反応させ、該ニッケル保持有機相中のニッケルと該粗硫酸ニッケル水溶液中の不純物とを置換させる工程とよりなり該置換によって精製硫酸ニッケル溶液とコバルトの濃縮した有機相を得るようにした粗硫酸ニッケル溶液の精製方法である。
請求項(抜粋):
酸性有機抽出剤によりナトリウム、アンモニアを多く含む粗硫酸ニッケル溶液からニッケルを抽出してニッケル保持有機相を得る抽出工程と、該抽出工程で得られたニッケル保持有機相をニッケル含有洗浄液で洗浄する工程と、該洗浄工程で得られた洗浄後のニッケル保持有機相をコバルトを多く含む硫酸ニッケル水溶液と反応させ、該ニッケル保持有機相中のニッケルと前記粗硫酸ニッケル水溶液中のコバルトなどの不純物とを置換させる工程とよりなり、該置換により精製硫酸ニッケル溶液を得るとともにコバルトの濃縮した有機相を得ることを特徴とする硫酸ニッケルの精製方法。
IPC (3件):
C01G 53/10 ,  C22B 3/20 ,  C22B 23/00
FI (3件):
C01G 53/10 ,  C22B 3/00 H ,  C22B 23/04

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