特許
J-GLOBAL ID:200903070430257033
車両用制御装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
樋口 武尚
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-204164
公開番号(公開出願番号):特開平11-044250
出願日: 1997年07月30日
公開日(公表日): 1999年02月16日
要約:
【要約】【課題】 一定時間毎のA/D変換要求でA/D変換される各種センサ信号のA/D変換値が時間に非同期なA/D変換によって壊れても、車両用制御に対する影響度を少なくすること。【解決手段】 メインマイクロコンピュータ10からのA/D変換要求によって各種センサ信号がサブマイクロコンピュータ20のA/D変換器21にてA/D変換される。このとき、一定時間毎のA/D変換要求タイミングで各種センサ信号のうち重要なパラメータについては、A/D変換要求に非同期なA/D変換要求タイミングによるA/D変換に要する時間よりも長い時間間隔で1パケット中に複数回のA/D変換が実行される。これにより、メインマイクロコンピュータ10のA/D変換要求に非同期で優先的なA/D変換要求が発生されても、メインマイクロコンピュータ10のA/D変換要求によりA/D変換された複数のA/D変換値のうちの正常なものを用いることができる。
請求項(抜粋):
内部に記憶されたプログラムに従って車両を制御するための演算を実行すると共に、この演算に用いられる複数のA/D変換(アナログ-ディジタル変換)データを得るために複数の演算用信号のA/D変換を要求する要求信号を一定時間毎に出力するメインマイクロコンピュータと、演算用信号をA/D変換するA/D変換器を内蔵し、前記メインマイクロコンピュータからの要求信号に基づき前記複数の演算用信号をA/D変換してA/D変換後のA/D変換データを前記メインマイクロコンピュータに送信する一方、内部に記憶されたプログラムに従って所定の演算用信号のA/D変換を前記メインマイクロコンピュータからの要求信号に基づくA/D変換に優先して実行するサブマイクロコンピュータとを備え、前記メインマイクロコンピュータからのA/D変換の要求信号は予め定められた複数の演算用信号を指定の順序で連続的にA/D変換させる信号であって、この要求信号によりA/D変換される複数の演算用信号のうち特定の演算用信号を所定の時間間隔で複数回A/D変換させ、前記所定の時間間隔は前記メインマイクロコンピュータの要求信号に非同期な前記サブマイクロコンピュータの要求信号によるA/D変換に要する時間よりも長くなるよう設定されていることを特徴とする車両用制御装置。
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