特許
J-GLOBAL ID:200903070477303114

ランダムパルス発生装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八嶋 敬市
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-100164
公開番号(公開出願番号):特開平6-291620
出願日: 1993年04月05日
公開日(公表日): 1994年10月18日
要約:
【要約】【目的】 ほぼ完全にランダムな当たり確率を発生するランダムパルス発生装置を提供する。【構成】 所定の崩壊定数λに従い、時間tの経過とともに、放射線を放射して崩壊する放射性物質において、所定時間区間内に放射される放射線の個数が,k個である確率が指数関数から得られる確率Pkに従う点に注目し、各放射線を所定のエネルギーレベルを保有する粒子として捕えた上で、前記粒子をそのエネルギーレベルに対応した強度の電気信号に変換する半導体検出素子と、この電気信号から放電の過渡現象による時定数信号を発生させる時定数信号回路と、時定数信号が粒子に対応した強度範囲のエネルギーレベルであれば粒子の放射として計数する計数回路と、この計数回路に有効な計数時間を設定する設定回路とからなり、有効な計数時間以内に、放射分布に従ってランダムに放射される粒子の個数に対応してパルスを発生するランダムパルス発生装置とした。
請求項(抜粋):
所定の崩壊定数λに従い、時間tの経過とともに、放射線を放射して崩壊する放射性物質において、放射線の成分であるα、β、γ線について各放射線を所定のエネルギーレベルを保有する粒子として捕え、これらの粒子の放射分布は次式の指数関数、F(t)=λe{-λt}ここでeは自然対数、{}内はeの指数を表す、の分布に従う点と、この関数Fにおいて、任意の時間aにおける時間区間hの(a,a+h)内に放射される前記粒子の個数が,k個である確率Pkは、次の式、Pk=e{-λt}(λh){k}/k!ここでk=0、1,2,3,・・・、k!=1・2・3・・・k(階乗)、{}内は指数を表す、で表示される点に注目し、上記式Pkを、個数kについて解き、次の式、k=G(e、Pk、λ、h)を得て、ここで、関数Gは上記e、Pk、λ、hに所定の実数を代入してえられる値、この値に近似する自然数をk個とし、放射される前記粒子の個数が,k個であるかどうかを検出する放射線検出装置であって、前記粒子をそのエネルギーレベルに対応した強度の電気信号に変換する半導体検出素子と、この電気信号から放電の過渡現象による時定数信号を発生させる時定数信号回路と、時定数信号が前記粒子に対応した強度範囲のエネルギーレベルであれば前記粒子の放射として計数する計数回路と、この計数回路に有効な計数時間を設定する設定回路とからなり、前記有効な計数時間以内に、前記放射分布に従ってランダムに放射される前記粒子の個数に対応した数のパルスを発生するランダムパルス発生装置。
IPC (2件):
H03K 3/84 ,  A63F 7/02 317

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