特許
J-GLOBAL ID:200903070504773683

直接エステル化によるアルキル(メタ)アクリレートの製造方法の改良

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 越場 隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-024816
公開番号(公開出願番号):特開平6-234702
出願日: 1994年01月27日
公開日(公表日): 1994年08月23日
要約:
【要約】【目的】 硫酸を触媒として(メタ)アクリル酸を対応するアルコールで直接エステル化1してC1 〜C15アルキル(メタ)アクリレートを製造し、エステル化の後に、(a) 粗反応混合物(c1)に塩基を添加3して(メタ)アクリル酸と酸性のC1 〜C15アルキル硫酸とごく少量の硫酸とを中和し、得られた塩をこの混合物の水層(A1)へ移し、この中和で得られた有機層(O1)と水層(A1)とを分離し、有機層(O1)から目的物質のアルキル(メタ)アクリレートを回収し、(b) 水層(A1)からアルコール(L1)を回収し、アルコールを除去した後の使用済み排水(W1)を排出する操作を行うC1 〜C15アルキル(メタ)アクリレートの製造方法。【構成】 中和3を行った後に分離して得られる水層(A1)中に存在する酸性のアルキル硫酸を加水分解8して水層(A1)中にアルコールと硫酸とを生成させ、その反応媒体に塩基を導入することによって加水分解で生じた酸を中和し、得られた水層(A3)をアルコール(L1)の回収段階へ送る。
請求項(抜粋):
硫酸を触媒として、(メタ)アクリル酸を対応するアルコールで直接エステル化(1) してC1 〜C15アルキル(メタ)アクリレートを製造し、エステル化で得られる粗反応混合物(C1)がC1 〜C15アルキル(メタ)アクリレートと、アルコールと、(メタ)アクリル酸と、酸性のC1 〜C15アルキル硫酸と、ごく少量の硫酸と、通常の不純物とを含み、エステル化の後に以下の操作:(a) 粗反応混合物(c1)に塩基を添加(3) して(メタ)アクリル酸と酸性のC1 〜C15アルキル硫酸とごく少量の硫酸とを中和し、得られた塩をこの混合物の水層(A1)へ移し、この中和で得られた有機層(O1)と水層(A1)とを分離し、有機層(O1)から目的物質のアルキル(メタ)アクリレートを回収し、(b) 水層(A1)からアルコールを回収し、アルコールを除去した後の使用済み排水(W2)を排出する、を行うC1 〜C15アルキル(メタ)アクリレートの製造方法において、中和(3) を行った後に分離して得られる水層(A1)中に存在する酸性のアルキル硫酸を加水分解(8) して水層(A1)中にアルコールと硫酸とを生成させ、その反応媒体に塩基を導入することによって加水分解で生じた酸を中和し、得られた水層(A3)をアルコールの回収段階へ送ることを特徴とする方法。
IPC (3件):
C07C 69/54 ,  C07C 67/58 ,  C07B 61/00 300

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