特許
J-GLOBAL ID:200903070515213256

自然循環ループを併用する冷房装置及びその運転方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-075663
公開番号(公開出願番号):特開平9-264620
出願日: 1996年03月29日
公開日(公表日): 1997年10月07日
要約:
【要約】【課題】 自然循環ループを併用する冷房装置における強制循環運転時の動力経費を抑制し、また自然循環ループの冷房能力の向上と安定な運転とを実現する。【解決手段】 自然循環ループにおいては膨張弁54をバイパス管56にてバイパスし圧力損失を低下して冷房能力を向上する。運転に先だって液配管弁58とバイパス液配管弁60とを閉じ圧縮機72によりポンプダウン運転を行い、液配管92に冷媒循環駆動力をもたらす冷媒液柱を形成し、これにより冷媒循環方向が確立され、安定に自然循環運転が行われる。また強制循環運転時の圧縮機72の停止期間には、自然循環運転により室内温度の上昇速度を緩和する。すなわち、圧縮機72が休止される時間が長くなり動力経費が低減される。
請求項(抜粋):
冷媒液が冷媒ガスとなる際の気化熱を被冷却部から吸収する蒸発器と、この蒸発器に接続され冷媒ガスを上昇させるガス配管と、このガス配管に接続されこれにより導かれた冷媒ガスを液化して冷媒液とする凝縮器と、この凝縮器に接続されこれにより生成された冷媒液を重力によって下降させて前記蒸発器へ導く液配管と、この液配管の途中に挿入され冷媒液を減圧する膨張弁と、前記ガス配管の途中に挿入され冷媒ガスを断熱的に圧縮する圧縮機と、これをバイパスする圧縮機バイパス管と、冷媒ガス流路を圧縮機経由と圧縮機バイパス管経由とのいずれかに切り換えるガス流路切換手段とを含み、冷媒循環系を蒸気圧縮冷凍サイクルと自然循環ループとに切り換え可能な冷房装置において、前記膨張弁をバイパスする液配管である膨張弁バイパス管と、冷媒液流路を前記膨張弁を通る液配管と前記膨張弁バイパス管との間で任意に制御できる冷媒液流路制御手段と、を有することを特徴とする冷房装置。

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