特許
J-GLOBAL ID:200903070521710580

ディスク媒体の偏心補正装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武田 元敏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-328119
公開番号(公開出願番号):特開平7-182676
出願日: 1993年12月24日
公開日(公表日): 1995年07月21日
要約:
【要約】【目的】 情報トラックを有するディスク媒体を記録再生する装置におけるディスク媒体の偏心を検出し、記録再生ヘッドを駆動して偏心を補正することが行われるが、その偏心を検出するとき、外部からの振動等の外乱がある場合に誤って偏心が検出されるので、誤って偏心補正がされることを防ぎ、この偏心検出の外乱の影響をなくす。【構成】 ディスク媒体1の偏心成分は、情報トラックの真円からのずれによる成分はほとんどなく、情報トラックの中心とディスク媒体回転中心とのずれによる成分がほとんどで、正弦波で近似できるので、検出された偏心情報をディスク媒体1の回転周期と同一周期の偏心補正を演算回路7で演算し、第2の記憶回路8に記憶の偏心補正値よりディスク媒体1の回転周期と同一の正弦波の偏心補正信号をヘッド2に出力して偏心補正を行うことにより、偏心検出時の外乱の影響を排除する。
請求項(抜粋):
情報トラックを有するディスク媒体をヘッドにより情報の記録再生を行う装置において、トラックエラー信号を整形する波形整形回路と、該波形整形回路で整形された信号をカウントして偏心情報を出力するアップダウンカウンタと、前記ディスク媒体の回転位置を示す回転位置情報信号を出力する回転位置情報発生回路と、該回転位置情報発生回路の回転位置情報信号を基準として前記ディスク媒体1周の複数のポイントの前記アップダウンカウンタの出力を記憶する偏心情報記憶回路と、該偏心情報記憶回路に記憶された偏心情報を前記ディスク媒体の回転周期と同一周期の正弦波で近似して偏心補正値を生成する演算回路と、該演算回路で算出した偏心補正値を記憶する偏心補正値記憶回路と、該偏心補正値記憶回路に記憶した偏心補正値より前記回転位置情報を基準として順次アナログ変換するD/A変換回路と、該D/A変換回路の出力信号によりヘッドを駆動するドライバと、前記回転位置情報発生回路からの回転位置情報に基づき前記アップダウンカウンタ,演算回路およびD/A変換回路の動作を制御する制御回路とを備えることを特徴とするディスク媒体の偏心補正装置。

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