特許
J-GLOBAL ID:200903070530721497

フラーレンおよびカーボンナノチューブの製造法およびその装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-034657
公開番号(公開出願番号):特開2003-206115
出願日: 2002年01月08日
公開日(公表日): 2003年07月22日
要約:
【要約】【目的】 安価な炭素原料から連続的に大量生産が可能なフラーレンおよびカーボンナノチューブの製造法およびその製造装置を提供することを目的とする。【構成】 この発明のフラーレンおよびカーボンナノチューブ製造法および製造装置において、アークプラズマ室34に配置された三相交流アーク電極36、38、40と中性電極42とを間隔をおいて配置し、アークプラズマ室34内に粒状炭素材と触媒金属粉末との混合物を充填した後、粒状炭素材と金属触媒粉末の混合物の隙間内に多量の微小アーク通路を形成し、該微小アーク通路内にプラズマガスを通過させながらアーク電極と中性電極とに三相交流電力を供給する。アークプラズマ室内でアーク発生領域を周期的に移動させて炭素蒸気を生成し、これを冷却してフラーレンおよびカーボンナノチューブを合成する。
請求項(抜粋):
(a)絶縁性円筒容器内にアークプラズマ室を形成するとともに該円筒容器の一端に棒状多相交流アーク電極を該円筒容器の軸心に対して平行に配置するとともにその他端部に中性電極を配置したプラズマ反応装置を準備する工程と;(b)該アークプラズマ室内に粒状固形炭素原料と触媒金属粉末との混合物を充填して該混合物内に多数の微小アーク通路を形成する工程と;(c)該アークプラズマ室の上流から下流にかけてプラズマガスを通過させて該微小アーク通路内にプラズマガスを導入する工程と;(d)該棒状多相交流アーク電極と該中性電極との間で所定周波数の多相交流電力を供給して前記多数の微小通路内に同時に複数のアークプラズマを発生させながら、該アークプラズマの発生領域を周期的に前記円筒容器の軸心の周りを回転移動させて前記アークプラズマ室の円筒領域内で前記混合物を前記アークプラズマに周期的に露出させて炭素蒸気を生成する工程と;(e)前記プラズマガスと前記炭素蒸気との混合ガスを前記アークプラズマ室の外部に噴出させる工程と;(f)前記混合ガスを冷却して炭素蒸気からフラーレンおよびカーボンナノチューブを合成してプラズマガスを分離する工程と;からなるフラーレンおよびカーボンナノチューブの製造法。
Fターム (6件):
4G046CA02 ,  4G046CB01 ,  4G046CC02 ,  4G046CC06 ,  4G046CC08 ,  4G046CC09

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