特許
J-GLOBAL ID:200903070561617612
超音波トルクデバイスおよび超音波トルク測定装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
本庄 伸介
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-168433
公開番号(公開出願番号):特開平5-332855
出願日: 1992年06月02日
公開日(公表日): 1993年12月17日
要約:
【要約】【目的】 圧電基板の変位に対応して超音波の伝搬時間が変化する超音波トルクデバイスと、回転軸のトルクを測定する超音波トルク測定装置を提供する。【構成】 すだれ状電極2,4間、および3,5間にそれぞれ遅延線発振器を構成すると、すだれ状電極2,4間、および3,5間にラム波が励振される。動力伝達体6を回転軸7と8の間に装着し、回転軸7と8を回転させると、動力伝達体6に設けられている圧電基板1には回転軸7と8のトルク差に比例したねじれが生じる。このねじれによる変位は、それぞれの遅延線発振器の発振周波数の差に相関する。従って、この発振周波数の差から回転軸7および8のトルク差を算出できる。【効果】 感度が良く、微少なものから大きなものまで広範囲のトルク測定が可能な超音波トルク測定装置と、それに用いられるデバイスを構成できる。
請求項(抜粋):
圧電基板の一方の板面上に少なくとも4組のすだれ状電極A1,A2,B1,B2を設けて成る超音波トルクデバイスにおいて、前記すだれ状電極A1,A2,B1,B2は、電極指が円弧状でそれぞれの曲率中心が一致する円弧状すだれ状電極か、または電極指が直線状である直線状すだれ状電極であって、前記すだれ状電極A1またはB1を入力用、A2またはB2を出力用とし、前記すだれ状電極A1とB1との中心点と、A2とB2との中心点とを結ぶ直線に対し、前記すだれ状電極A1とB1、およびA2とB2とが互いに線対称であって、前記すだれ状電極A1とA2との間の超音波の伝搬路と、B1とB2との間の超音波の伝搬路とが互いに交差していて、前記すだれ状電極A1とA2との離間距離、およびB1とB2との離間距離が等しく、前記圧電基板のねじれによる変位に対応して、前記すだれ状電極A1とA2との間を伝搬する超音波の伝搬時間T1と、B1とB2との間を伝搬する超音波の伝搬時間T2との間に差異が生じることを特徴とする超音波トルクデバイス。
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