特許
J-GLOBAL ID:200903070587169090

ガス圧接による積層金属材の製造装置とその製造方法 並びに積層材金型の製法および積層金属材の加工製品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三原 靖雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-210395
公開番号(公開出願番号):特開平10-015625
出願日: 1996年07月05日
公開日(公表日): 1998年01月20日
要約:
【要約】【目的】 本発明は,技術的,学術的な面から多くの実験を行い,ガス圧接により大気中での拡散接合を可能とした積層金属材および積層金型の製造方法を提供することを目的とする。【構成】 積層した金属薄板をガス圧接により,大気中で拡散接合させた積層金属材および積層金型を製造するものであり,金属板の厚み,表面積,表面粗さ,積み重ね枚数等一定の条件下で,上下を加圧冶具,接合防止材で挟持し圧縮機で機械的に接合させ,空気の侵入を防止するとともに,リングバーナと加熱体の熱膨張や収縮による接合圧力の変動を調節する調節手段を具備するとともに,積層金属材の界面特性と機械的性質を特定した積層金属材及び積層金型の製造法
請求項(抜粋):
ガス圧接により積み重ねた金属薄板を相互に接合させる積層金属材および積層金型の製造法であって,金属薄板の板厚を0.1〜5mm,表面積を5〜400cm2,最大表面粗さを0.01〜10μmとして,金属薄板の表面の油や塵を洗浄し,金属薄板の材質を1〜5種類とし,積み重ね枚数を10〜200枚とし,パイプ内に金属薄板を重ねる場合は,パイプの内側の形状と金属薄板の外形を同一形状とし,この隙間を0〜0.5mmとしてパイプ内に積み重ね,パイプと金属薄板を同時に加熱するか,あるいはパイプを外して加熱し,加圧力の制御ができ,断熱材で施工した油圧の圧縮機械を用い,上下の加圧冶具を接触させたときの隙間角度を0〜5 ゚とし,加圧冶具と金属薄板との間に接合防止材を設置し,加圧冶具,接合防止材,積み重ねた金属薄板,接合防止材,加圧冶具の順にセットし,加熱前の機械的な接合圧力を0.1〜100Kgf/mm2負荷して金属薄板を全て密着させ,この負荷荷重を金属薄板の最小表面積から求め,リングバーナを用いてアセチレン・酸素ガスあるいは液化ガスを還元炎または中性炎で燃焼させ,接合圧力を0.05〜50Kgf/mm2負荷し,この負荷荷重を金属薄板の最小表面積から求め,加熱時,冷却時の金属薄板と加圧冶具の膨張,収縮による接合圧力の変動を調節し,最高接合温度を最も低融点金属の2/3融点〜融点-10°Cとして接合面を溶融させず,接合時間を1〜30分とし,上述した条件を満足させた積層金属材の界面特性と機械的性質は,金属相互の元素拡散を界面から0〜300μm,界面の形成物厚さを0〜20μm,接合力を積層金属の中でも低強度金属のJIS規格で示す焼なまし材の引張強さの2/3〜4/3引張強さとすることを特徴とする,ガス圧接による積層金属材および積層金型の製造法。
IPC (2件):
B21D 37/20 ,  B23K 20/00 330
FI (2件):
B21D 37/20 A ,  B23K 20/00 330 A

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