特許
J-GLOBAL ID:200903070612473270

加工機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森田 雄一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-151101
公開番号(公開出願番号):特開平6-170694
出願日: 1991年05月27日
公開日(公表日): 1994年06月21日
要約:
【要約】【目的】 加工中に生じる発熱・加工反力を原因とする加工具と被加工物との相対的な位置ずれをリアルタイムで修正して加工精度を向上させる。【構成】 加工機械の加工具と被加工物とを支持する各構造部に発熱・加工反力・変形を検出するセンサを設置し、その検出値と予め蓄積しておいたデータベースを参照して、実際の加工中またはこれから加工される被加工物の加工後の寸法を再現・予測する。得られた寸法と目標とする設計寸法とを比較し、その差よりNCコントローラから加工機械のアクチュエータへ出力されている指令値を補正して、加工具と被加工物との相対的な位置ずれを修正する。
請求項(抜粋):
工具パス、加工条件からなる加工データをNCコントローラに入力し、その加工データに基づくNCコントローラの指令によりアクチュエータを作動させて加工具と被加工物を所定の相対位置・姿勢に支持しながら被加工物を加工する加工機械において、加工具、被加工物、加工具と被加工物とを支持する構造体の各部にそれぞれ加えられる熱と力の値および熱と力により生じる変形量を検出するセンサと、入力された加工データを記憶しておく手段と、加工具が被加工物を加工する際に熱と力に起因して加工の種類ごとに発生し加工精度確保の障害となる加工現象についての知識、およびその加工現象を定量的に再現または予測するために用いられる各種パラメータを蓄積したデータベースと、加工データに基づき現在および所定時間後における被加工物の目標とする加工形状を定量的に再現する手段と、センサの検出値と加工データに基づきデータベースを参照して現在における被加工物の実際の加工形状を定量的に再現する手段と、再現された現在における被加工物の実際の加工形状と加工データとセンサの検出値に基づきデータベースを参照し、そのまま加工を続けた場合に所定時間後に得られる被加工物の加工形状を定量的に予測する手段と、再現された現在における被加工物の目標とする加工形状と実際の加工形状とを比較し、その差分から補正信号を作成しNCコントローラへ送る比較手段と、再現された所定時間後における被加工物の目標とする加工形状とそのまま加工を続けた場合に得られる実際の加工形状とを比較し、その差分から補正信号を作成しNCコントローラへ送る比較手段と、を備えたことを特徴とする加工機械。

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