特許
J-GLOBAL ID:200903070617180735

材料の高温処理のための高モードマイクロ波共振器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-510298
公開番号(公開出願番号):特表2000-501880
出願日: 1997年06月25日
公開日(公表日): 2000年02月15日
要約:
【要約】本発明は物質を焼結するための炉に関し、炉は大形のマイクロ波共振器である。共振器内部の設計は端面から斜めに入力結合されるマイクロ波の均一なフィールド分布を可能にする。数値計算(ミラ-コード)が六角形横断面の共振器で最適な共振器ジオメトリーを確立した。このジオメトリーでマイクロ波は、入力結合ビーム部分のビーム軸線が2つの突き合った壁セグメントの直近のエッジで対称的に分割されるように入力結合される。このようにしてマイクロ波ビームはここで最初に広げられ、次いで反射される度に常に広げられる。このようにして共振器内のフィールド増強は阻止され、ほぼ全共振器容積内においてフィールド分布は著しく均一である。したがって共振器内へ導入された焼結材料の均一な加熱の前提が満足される。同様の、しかしそれほど良くはないフィールド分布が八角形ジオメトリーを持つ共振器で達成され得る。もっと高いオーダーの断面は急速に火線を伴う円筒形ジオメトリーへ収れんする。
請求項(抜粋):
材料の高温処理のための高モードマイクロ波共振器において、共振器(1)が偶数の多角形横断面を持つ、縦軸線に対して対称的な角柱中空室であり、共振器(1)の周面セグメントも両端面(4)も平らであり、両端面の(4)の1つから入力結合されたマイクロ波ビーム(2)のビーム軸線(5)が斜めに、2つの互いに突き合った周面セグメントの一番近いエッジに当たり、これによって共振器(1)内へ入力結合された分岐するマイクロ波ビーム(2)が入力結合部(3)の近くでの最初の反射で2つの互いに対称的な反射-および回折部分へ扇状に広げられ、かつ共振器内壁でのその後の反射で常に扇状に広げられ、そのために全共振器容積内に十分に均一なフィールド分布が生じることを特徴とする、材料の高温処理のための高モードマイクロ波共振器。
IPC (4件):
H05B 6/74 ,  H01P 7/06 ,  H05B 6/64 ,  H05B 6/80
FI (4件):
H05B 6/74 E ,  H01P 7/06 ,  H05B 6/64 D ,  H05B 6/80 Z

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