特許
J-GLOBAL ID:200903070617520439

複層ガラス及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐野 義雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-052314
公開番号(公開出願番号):特開平10-231149
出願日: 1997年02月20日
公開日(公表日): 1998年09月02日
要約:
【要約】【課題】 板ガラスの接合を、溶融点が従来技術の低融点ガラスに比べて極めて低く、安価なハンダを用いること及びペーストハンダをスペーサーとして使用することにより、信頼性を損なうことなく生産性が高く、かつ生産コストの廉価な複層ガラス及びその製造方法を提供することにある。【解決手段】 複数枚の板ガラス(1)をスペーサーを介して互いに接合し、各板ガラス(1),(1a)間に密封間隙(8)を形成した複合ガラスAにおいて、各板ガラス(1),(1a)を溶着接合用ペーストハンダ(2)又は溶着接合用ハンダ箔などの溶着手段にて溶着接合するとともに、板ガラス(1),(1a)間の略全域にスポット状に溶着付設したスペーサー形成用ペーストハンダ(4)による溶融ハンダ球群(4a)により密封間隙(8)を形成せしめたことを特徴とする。
請求項(抜粋):
板ガラスの片面全周縁に、比較的肉厚の溶着接合用ペーストハンダを布設するとともに、板ガラスの片面略全域に、前記溶着接合用ペーストハンダより肉薄でスポット状をした多数のスペーサー形成用ペーストハンダを付設する第1工程と、板ガラスに付設した溶着接合用ペーストハンダ面をフラックス吸収手段を介して定盤上に載置するとともに、フラックス吸収手段と板ガラス間に、フラックス吸収手段とスペーサー形成用ペーストハンダの面との距離よりも背低の仮スペーサーを介設する第2工程と、板ガラスを定盤ごとリフロー炉などの加熱手段に加熱し、溶着接合用ペーストハンダとスペーサー形成用ペーストハンダを加熱溶融し、板ガラスを仮スペーサー上に接するまで降下させるとともに、板ガラス面にスペーサー形成用ペーストハンダを球状ハンダに変形した状態で溶着する第3工程と、前記第1〜3工程で全周縁に溶着付設された溶着接合用ハンダ層をもつ板ガラスと、スペーサー形成用ペーストハンダをもたない板ガラスとの両溶着接合用ハンダ層とを互いに接触するよう突き合わせ積重する第4工程、積重された2枚の板ガラスを加熱手段にて再加熱し、両溶着接合用ハンダ層及びスペーサー形成用ペーストハンダによる球状ハンダを再溶融して両板ガラスを溶着接合するとともに、両板ガラス間にスペーサー形成用ペーストハンダの球状ハンダ群に相当する密封間隙を形成する第5工程と、からなることを特徴とする複層ガラスの製造方法。
IPC (2件):
C03C 27/06 101 ,  C03C 27/06
FI (2件):
C03C 27/06 101 C ,  C03C 27/06 101 Z

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