特許
J-GLOBAL ID:200903070691000536
無線電話装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-174018
公開番号(公開出願番号):特開平6-021871
出願日: 1992年07月01日
公開日(公表日): 1994年01月28日
要約:
【要約】【目的】 固定基地局より返送される電界強度の大きさと時間変化の割合の情報と知識ベースを基に、ルール型推論を利用して固定基地局との距離や移動に伴う電波伝搬状態の変化に応じた送信電力に最適に制御することによって、無線電話機の消費電力の削減を図る。【構成】 固定基地局に受信電界強度を検出する手段と、その情報を無線電話機に返送する手段と、無線電話機に言語ルールによって定義される知識ベースと、返送された電界強度情報を検出する手段と、周期起動手段とを入力し、ファジイ推論によって送信電力を調整する制御手段を備えてなる。【効果】 通話品質を落とすこと無く消費電力を削減できるため、バッテリ容量を少なくして無線電話機の小型軽量化が可能となる。あるいはバッテリ容量をそのままにして利用可能時間を延長することができる。
請求項(抜粋):
固定基地局と、固定基地局と電波で通信できる無線電話機とからなり、固定基地局には、電波を受信する受信部と、電波を発信する発信部と、受信部で受信された制御信号を復調する基地局制御信号復調手段と、前記基地局制御信号復調手段の出力から受信電界強度の大きさを検出する基地局受信電界強度検出手段と、前記基地局制御信号復調手段によって復調された制御信号に基づく基地局制御を行ない、かつ無線電話機に対して制御情報を出力する基地局制御手段と、前記基地局受信電界強度検出手段で得た電界強度情報と前記基地局制御手段から出力された電話機制御情報とを電話機に送信するために情報符号を変調する基地局制御信号変調手段とを備え、無線電話機には、電波を受信する受信部と、電波を発信する発信部と、前記受信部で受信された制御信号を復調する電話機制御信号復調手段と、前記電話機制御信号復調手段によって復調された制御信号のうち電話機制御情報を解釈して実行する電話機制御手段と、前記受信制御信号のうち電界強度情報を解釈する電界強度検出手段と、周期的に出力を発生する周期起動手段と、電界強度の大きさ・時間変化の度合い・送信出力の調整量に関する知識を記憶する知識ベースと、前記電界強度検出手段と前記周期起動手段の出力を受け、前記知識ベースを基に固定基地局で受信された電界強度の大きさとその時間変化量から無線電話機と固定基地局との距離や電波伝搬状態の変化を判定し、判定結果に応じて送信電力の調整量を決定する送信電力調整量判別手段と、前記送信電力調整量判別手段の出力から送信部の送信電力の大きさを制御する送信電力制御手段とを備えたことを特徴とする無線電話装置。
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