特許
J-GLOBAL ID:200903070693124593

車両の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-280037
公開番号(公開出願番号):特開平10-103501
出願日: 1996年09月30日
公開日(公表日): 1998年04月21日
要約:
【要約】【課題】 車両の動作状態を変化させることができる機器の操作量、例えばトルクコンバータのスリップ率をフィードバック制御で制御する車両の制御装置に対して、応答性と安定性とを両立させてスリップ率等の操作量を目標値に高精度で追従させることができ手段を提供する。【解決手段】 車両の自動変速機のトルクコンバータ2のスリップ制御においては、スリップ率が所定値よりも大きいときには、スリップ率が目標値に近づくようにフィードフォワード制御が行われる。スリップ率が上記所定値以下のときにおいて、スリップ率偏差が大きいときには、スリップ率が目標値に追従するように、応答性の良いIPD制御が行われ、他方上記偏差が小さいときには安定性の良いミューシンセシス制御が行われ、これによって応答性と安定性とが両立し、スリップ率等の操作量が目標値に高精度で追従する。
請求項(抜粋):
エンジンから動力が入力される入力部材と、流体を介して上記入力部材によって駆動される一方変速機構に動力を出力する出力部材と、上記入力部材と上記出力部材とをスリップさせつつ締結させることができるロックアップクラッチとを有するトルクコンバータと、上記ロックアップクラッチの締結力を変えることにより上記入力部材と上記出力部材との間のスリップ率を制御するスリップ率制御手段とが設けられている車両の制御装置であって、上記スリップ率に関する値を検出するスリップ率検出手段を備え、上記スリップ率制御手段が、スリップ率と予め設定された目標スリップ率との差が第1所定値よりも大きいときには、実際のスリップ率が該目標スリップ率に近づくように、フィードフォワード制御でスリップ率を制御し、スリップ率と予め設定された目標スリップ率との差が上記第1所定値以下のときにおいて、実際のスリップ率と目標スリップ率との間の偏差が第1の所定値以下でかつ第1の所定値より小さい第2の所定値より大きいときには、実際のスリップ率が目標スリップ率に追従するように、第1の制御則に基づいてフィードバック制御でスリップ率を制御する一方、上記偏差が第2の所定値より小さいときには、実際のスリップ率が目標スリップ率に追従するように、上記第1の制御則よりも安定性の高い第2の制御則に基づいてフィードバック制御でスリップ率を制御するようになっていることを特徴とする車両の制御装置。
IPC (2件):
F16H 61/14 601 ,  F16H 61/14
FI (2件):
F16H 61/14 601 J ,  F16H 61/14 601 R

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