特許
J-GLOBAL ID:200903070694213638
浮体バルブ付き海水交換型防波堤
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大川 洋一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-257517
公開番号(公開出願番号):特開2000-073327
出願日: 1998年08月27日
公開日(公表日): 2000年03月07日
要約:
【要約】【課題】 入射波のエネルギーを有効活用し、かつ所定超越波も阻止し得る波力式海水交換型防波堤を提供する。【解決手段】 頂部24aの位置が内室内海水位よりも所定頂部高さだけ高くなるようにして函体2の内部の浮体室23内の海水に浮ぶとともに内室内海水位の昇降に連動して昇降する浮体バルブ24を設け、浮体バルブ24の上部に設けられた前部斜面24bによって外海側の海水を入水口25から取り込み浮体室23内に流入させた後に出水口26から内海側へ流出させるように構成した。
請求項(抜粋):
函体の内部に空洞状の内室を設け、前記函体の前壁の上部位置に、外海側の海水を前記内室に導入する入水口を設け、前記函体の後壁に、前記内室内の海水を内海側へ導出する出水口を設け、浮力を有するように形成された浮体であって、前記内室内の海水に浮ぶとともに前記浮体の頂部の位置が前記内室内の海水の水位である内室内海水位よりも所定頂部高さだけ高くなるように配置され、前記内室内海水位の昇降に連動して昇降するように構成され、弁としての機能を果たす浮体バルブを設け、前記浮体バルブの上部に設けられた海水取込手段によって前記外海側の海水を前記入水口から取り込み前記内室内に流入させる外海水取込機能と、次いで、前記海水の流入によって上昇する前記内室内海水位に連動して上昇する前記浮体バルブの前記内室内海水位より高い部分である浮体上部により、前記内室内に流入した海水の前記外海側への逆流を防止する逆流防止機能と、前記逆流防止機能と同時に、前記内室内に一時的に貯えられた海水を、前記内海側の海水の水位である内海側海水位と前記内室内海水位との水頭差に応じて前記内海側へ流出させる海水交換機能と、前記海水交換機能によって、前記外海側の海水の水位である外海側海水位とほぼ等しくなる前記内室内海水位に応じて、前記浮体バルブの頂部を、前記外海側海水位よりも前記所定頂部高さだけつねに高く維持させる浮体位置自動調整機能と、前記外海側海水位が所定高潮位よりも高くなる所定超越波が前記外海側から襲来した場合には、前記浮体バルブが前記入水口を完全に閉塞し、前記所定超越波が前記内海側に侵入することを阻止する超越波侵入阻止機能を有することを特徴とする浮体バルブ付き海水交換型防波堤。
IPC (2件):
E02B 3/06 301
, E02B 1/00
FI (2件):
E02B 3/06 301
, E02B 1/00 A
Fターム (1件):
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