特許
J-GLOBAL ID:200903070707252573

液晶装置及びその駆動方法並びにそれを用いた電子機器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井上 一 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-238034
公開番号(公開出願番号):特開平11-190834
出願日: 1998年08月10日
公開日(公表日): 1999年07月13日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 各種の表示パターンを所定の駆動電圧マージンを確保しながら表示できる液晶表示方法を提供する。【解決手段】 走査信号COM(i)は、1フレーム期間T中にリセット期間T1、遅延期間T2、選択期間T3及び非選択期間T4を有し、選択期間T3は一水平走査期間(1H)となる。COM(i)は、リセット期間T1にはフレーム周期で反転されるリセット電位±VR、選択期間T3には1H/2毎に反転される選択電位±VWにそれぞれ設定され、遅延期間T2及び非選択期間には非選択電位(0V)に設定される。COM(i)とデータ信号SEG(j)との差電圧を液晶に印加すると、遅延期間T2では常に1Hの期間を越えて片極性の電圧が液晶に印加されないため、各種の表示パターンを所定の駆動電圧マージンを確保しながら表示でき、リセット期間T1に液晶に印加される電圧は、1Hよりも長い期間毎に正負で反転される。
請求項(抜粋):
複数の走査信号線を有する第1基板と、複数のデータ信号線を有する第2基板と、前記第1,第2基板間に、液晶分子が初期状態にて所定のねじれ角を有し、フレデリクス転移を生じさせる電圧を印加した後の緩和状態として、初期状態とは異なる2つの準安定状態をもつ液晶と、を有する液晶装置の駆動方法において、各々の前記走査信号線に、一垂直走査期間中にリセット期間、遅延期間、少なくとも一つの選択期間及び非選択期間を有する走査信号を供給し、各々の前記データ信号線に、前記少なくとも一つの選択期間毎に表示パターンに対応したデータ電位を持つデータ信号を供給し、前記リセット期間にはリセット電位に、前記少なくとも一つの選択期間には選択電位に、前記遅延期間及び前記非選択期間には非選択電位にそれぞれ設定される前記走査信号と、前記データ信号との差電圧を前記液晶に印加し、前記リセット期間に、前記走査信号の前記リセット電位と前記データ信号の前記データ電位とに基づいて、前記フレデリクス転移を生じさせるためのしきい値以上のリセット電圧を前記液晶に印加し、前記リセット期間後の前記遅延期間に、前記走査信号の前記非選択電位と前記データ信号の前記データ電位とに基づいて、遅延電圧を前記液晶に印加し、前記遅延期間の後の前記少なくとも一つの選択期間に、前記走査信号の前記選択電位と前記データ信号の前記データ電位とに基づいて、前記2つの準安定状態のいずれか一方を選択するための選択電圧を前記液晶に印加し、前記少なくとも一つの選択期間に続く前記非選択期間に、前記走査信号の前記非選択電位と前記データ信号の前記データ電位とに基づいて、非選択電圧を前記液晶に印加し、前記少なくとも一つの選択期間の長さが一水平走査期間(1H)とされ、前記走査信号中の前記選択電位と、前記データ信号中の各々の前記選択期間に対応する各々の前記データ電位とをそれぞれ、基準電位に対して1H/m(mは2以上の整数)毎に正負で反転された正及び負の電位レベルに設定して、それにより前記遅延期間、前記選択期間及び前記非選択期間では、表示パターンに拘わらず常に、1Hの期間を越えて片極性の電圧が前記液晶に印加されないようにし、前記リセット電圧の極性を、前記一水平走査期間(1H)よりも長い期間毎に前記基準電位に対して正負で反転させることを特徴とする液晶装置の駆動方法。
IPC (2件):
G02F 1/133 560 ,  G09G 3/36
FI (2件):
G02F 1/133 560 ,  G09G 3/36

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