特許
J-GLOBAL ID:200903070715670104

液体のヒドロホルミル化流出物を精製する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-508965
公開番号(公開出願番号):特表平11-511159
出願日: 1996年08月21日
公開日(公表日): 1999年09月28日
要約:
【要約】C2〜C20オレフィンまたは当該オレフィンの異なる異性体を含有する混合物に、反応媒体中に均一に溶解されたリン含有ロジウム触媒を用いて触媒されかつ50〜150°Cの温度および2〜30バールの圧力で実施される低圧ヒドロホルミル化を行うことにより、ヒドロホルミル化反応器からの本質的に液体のアルデヒド含有および未変換オレフィン含有の流出物を精製する方法、この場合には、(a)触媒の他に、本質的にヒドロホルミル化生成物、ヒドロホルミル化生成物よりも高い沸点の副生成物、未変換オレフィンおよび飽和炭化水素ならびに未変換合成ガスを含有する液体成分含有およびガス成分含有のヒドロホルミル化流出物を減圧容器中で減圧し、(b)減圧の際に、本質的に触媒、ヒドロホルミル生成物よりも高い沸点の副生成物ならびに残留量のヒドロホルミル化生成物および未変換オレフィンを含有する液相と、本質的にヒドロホルミル化生成物、未変換オレフィンおよび飽和炭化水素および未変換合成ガスを含有する気相とが生じるまで圧力および温度を低下させ、(c)こうして得られた液相から液体の流れを取り出し、かつこうして得られた気相からガスの流れを取り出し、(d)引続き液体の流れを減圧容器中を支配する温度よりも高い温度に加熱し、(e)加熱された液体の流れを液体の形で塔の頂部中または上部中へ導入し、(f)減圧容器から取り出されたガスの流れをこの塔の底部中または下部中へ導入し、かつこの塔の頂部中または上部中に導入された液体の流れに対向して導き、(g)オレフィンおよびヒドロホルミル化生成物の含量が増大されたガスの流れを塔の頂部中で取り出し、かつさらに精製に供給し、(h)塔の頂部または上部に供給された液体の流れよりも少量のヒドロホルミル化生成物およびオレフィンを含有する液体の流れをこの塔の底部で取り出し、ならびに(i)この液体の流れを完全にまたは部分的にヒドロホルミル化反応器中に返送させる。
請求項(抜粋):
50〜150°Cおよび2〜30バールでC2〜C20オレフィンまたは当該オレフィンの異なる異性体を含有するオレフィン混合物に、反応媒体中に均一に溶解されたリン含有ロジウム触媒によって触媒された低圧ヒドロホルミル化を行うことによりヒドロホルミル化反応器からの本質的に液体のアルデヒド含有および未変換オレフィン含有の流出物を精製する方法において、 a.触媒の他に、本質的にヒドロホルミル化生成物、ヒドロホルミル化生成物よりも高い沸点の副生成物、未変換オレフィンおよび飽和炭化水素ならびに未変換合成ガスを含有する液体成分含有およびガス状成分含有のヒドロホルミル化流出物を減圧容器中で減圧し、 b.減圧の際に、本質的に触媒、ヒドロホルミル化生成物よりも高い沸点の副生成物ならびに残留量のヒドロホルミル化生成物および未変換オレフィンを含有する液相と、本質的にヒドロホルミル化生成物、未変換オレフィンおよび飽和炭化水素ならびに未変換合成ガスを含有する気相とが生じるまで圧力および温度を低下させ、 c.こうして得られた液相から液体の流れを取り出し、かつこうして得られた気相からガスの流れを取り出し、 d.引続き液体の流れを減圧容器中を支配する温度よりも高い温度に加熱し、 e.加熱された液体の流れを液状の形で塔の頂部中または上部中へ導入し、 f.減圧容器から取り出されたガスの流れをこの塔の底部中または下部中へ導入し、かつこの塔の頂部中または上部中に導入された液体の流れに対向して導き、 g.オレフィンおよびヒドロホルミル化生成物の含量が増大されたガスの流れを塔の頂部で取り出し、かつさらに精製に供給し、 h.塔の頂部または上部で供給される液体の流れよりも少ないヒドロホルミル化生成物およびオレフィンを含有する液体の流れをこの塔の底部で取り出し、ならびに i.この液体の流れを完全にまたは部分的にヒドロホルミル化反応器中に返送させることを特徴とする、低圧ヒドロホルミル化によりヒドロホルミル化反応器からの本質的に液体のアルデヒド含有および未変換オレフィン含有の流出物を精製する方法。
IPC (2件):
C07C 45/50 ,  C07C 47/02
FI (2件):
C07C 45/50 ,  C07C 47/02

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