特許
J-GLOBAL ID:200903070717265274

カメラ用シャッター

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-336598
公開番号(公開出願番号):特開平7-199275
出願日: 1993年12月28日
公開日(公表日): 1995年08月04日
要約:
【要約】【目的】 複数の開口度に切換え可能なカメラ用シャッターのハンチング防止及びカメラの小型化を図る。【構成】 閉じ方向に付勢された1対のセクター8,9が支持ピン11,12を介して互いに反対方向に揺動するように支持されている。一方のセクター8には支持ピン11及び連結ピン13を介して開閉レバー10が一体回転可能に取り付けてある。開閉レバーは単一の正逆駆動されるモーター1によって回転する駆動部材3によって一方方向に回転可能である。駆動部材が左回転すると、第1の駆動ピン15を介して開閉レバー第1の位置にきて開口度が全開となる。駆動部材が右回転すると、第2の駆動ピン16を介して開閉レバー10が右回転して第2の位置にきて開口度が半開となる。この時、第2の駆動ピン16が他方のセクター9の一部に当接して、駆動部材の変位を拘束するため、ハンチングが発生せず、正確な露光条件が得られる。
請求項(抜粋):
互いに連動してシャッター基板に形成してある開口を開閉制御するように上記シャッター基板に支持されかつ付勢ばねによって閉じ方向に付勢されている1対のセクターと、正逆駆動される単一のモーターと、上記モーターに連動して正逆両方向に回転変位する駆動部材と、上記駆動部材がいずれの方向に回転変位されても上記セクターを開く方向に揺動させられる開閉レバーとからなり、上記セクターの一方は、上記開閉レバーと一体となって揺動するように連結してあり、上記駆動部材の両端部には、上記モーターが一方向に駆動されたときに上記開閉レバーと係合して上記開閉レバーを第1の位置に変位させる第1の駆動ピンと、上記モーターが他方向に駆動されたときに上記開閉レバーと係合して上記開閉レバーを第2の位置に変位させる第2の駆動ピンとがそれぞれ設けてあり、上記開閉レバーが上記第1の位置にあるときには上記1対のセクターは上記開口と重ならない全開位置にあり、上記開閉レバーが上記第2の位置にあるときには上記1対のセクターは上記開口よりも小なる開口度の半開位置にあり、少なくとも上記第2の駆動ピンは、上記開閉レバーを上記第2の位置に変位させるべく上記駆動部材が駆動されたときに上記1対のセクターの他方の一部と当接して上記駆動部材の変位を拘束するように設けてあることを特徴とするカメラ用シャッター。

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