特許
J-GLOBAL ID:200903070752709401

廃水処理制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 亀川 義示
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-119919
公開番号(公開出願番号):特開平11-290883
出願日: 1998年04月15日
公開日(公表日): 1999年10月26日
要約:
【要約】【課題】 好気性微生物を利用する廃水処理において、曝気空気量の適性化による省エネ、異常廃水流入の早期発見処置、運転管理業務の省力化等を得ることができる廃水処理制御方法を提供する。【解決手段】 曝気処理中の廃水をサンプリングし、該廃水中の溶存酸素と、その後新たな廃水の流入を停止した状態で溶存酸素の減少する変化(曲線)と、その後該廃水に空気を曝気して溶存酸素の増加する変化(曲線)をそれぞれ測定し、その測定から得られる汚泥の活性度、未処理のBOD濃度、曝気空気量の過不足の情報と目標とするデ-タ・曲線パタ-ンとを比較して、曝気空気量等の増減を指示または制御する信号を発する廃水処理制御方法において、新たな廃水の流入を停止した状態で測定する際、溶存酸素濃度が低い場合、測定時に短時間曝気して溶存酸素濃度を直線的に減少する程度まで高めて溶存酸素の減少速度を測定する。
請求項(抜粋):
好気性微生物を利用する廃水処理において、曝気処理中の廃水をサンプリングし、該廃水中の溶存酸素(以下DO1と称す)を測定し、その後新たなサンプリング廃水の流入を停止した状態で溶存酸素の減少する変化(以下DO2変化曲線と称す)を測定し、その後該廃水に空気を曝気して溶存酸素の増加する変化(以下DO3変化曲線と称す)または該廃液に既知量のBOD物質を含む液を添加し曝気して溶存酸素の増加する変化(以下DO3′変化曲線と称す)を測定し、DO1とDO2変化曲線とDO3変化曲線またはDO3′変化曲線の形状から少なくとも汚泥の活性度、未処理のBOD濃度、曝気空気量の過不足の情報を特定し、目標とする汚泥の活性度、未処理のBOD濃度及び目標とする検査DO曲線パタ-ンと比較して、少なくとも曝気空気量の増減を指示または制御する信号を発する廃水処理制御方法(以下3StepDO制御法と称す)において、DO2変化曲線を測定する際、DO2変化曲線の測定開始時点で廃液中の溶存酸素濃度が低い場合、測定開始時点で短時間廃液を曝気して予め開始時の溶存酸素濃度を直線的に減少する程度まで高めたのちに、溶存酸素の減少速度を測定することを特徴とする廃水処理制御方法。
FI (2件):
C02F 3/12 J ,  C02F 3/12 P

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