特許
J-GLOBAL ID:200903070759946808

誘導加熱式合金化炉における溶融亜鉛めっき鋼板の合金化度制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-139016
公開番号(公開出願番号):特開平6-330276
出願日: 1993年05月17日
公開日(公表日): 1994年11月29日
要約:
【要約】【目的】 溶融亜鉛めっき鋼板の合金化度を適性範囲内に制御する。【構成】 誘導加熱の原理に基づき、鋼板2の板厚、板幅および成分組成、移動速度、板温度および溶融亜鉛めっき層のめっき量の各々の目標値から、投入する電力量P0 を電力演算装置7で演算するとともに、合金化処理プロセスの特性を考慮し、操業状況に応じて逐次変化する溶融亜鉛めっき層のめっき量、溶融亜鉛めっき浴1の温度、誘導加熱式合金化炉3内の鋼板2の移動速度および板温度の各々の実績値から、電力量の補正値ΔPを電力補正量演算装置8で演算し、電力演算装置6で補正値ΔPによって電力量P0 を補正して得られた電力量Pを誘導加熱コイル4に投入する。
請求項(抜粋):
鋼板を溶融亜鉛めっき浴に浸漬して前記鋼板の表面上に溶融亜鉛めっき層を形成して溶融亜鉛めっき鋼板を調製し、次いで、前記溶融亜鉛めっき鋼板を前記溶融亜鉛めっき浴から引き上げて誘導加熱式合金化炉に導き、前記誘導加熱式合金化炉において加熱用に投入される電力量を制御しながら前記溶融亜鉛めっき鋼板を加熱して前記溶融亜鉛めっき層をFe-Zn 合金化するにあたり、連続して通過する各鋼板の板厚、板幅および成分組成、ならびに、前記鋼板の移動速度、鋼板温度および前記溶融亜鉛めっき層のめっき量の各々の目標値から、投入する電力量P0 を演算するとともに、操業状況に応じて逐次変化する前記溶融亜鉛めっき層のめっき量、前記溶融亜鉛めっき浴の温度、前記鋼板の移動速度および鋼板温度の各々の実績値から、電力量の補正値ΔPを演算し、補正値ΔPによって電力量P0 を補正して得られた電力量Pを投入し、亜鉛めっき層の合金化を行うことを特徴とする、誘導加熱式合金化炉における溶融亜鉛めっき鋼板の合金化度制御方法。

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