特許
J-GLOBAL ID:200903070771197888

セラミックコーティング余寿命評価診断システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹岡 茂 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-330930
公開番号(公開出願番号):特開平11-148931
出願日: 1997年11月14日
公開日(公表日): 1999年06月02日
要約:
【要約】【課題】 セラミック層及び耐食合金層がコーティングされた高温部材において、セラミック層がはく離する以前にセラミックコーティングの余寿命を非破壊的に評価診断することにある。【解決手段】 セラミック層Aと耐食合金層Bの間に経年的に生じる実機高温部材10の酸化物層Xを非破壊検出5し、この非破壊検出の映像化処理8からその酸化物層の量を推定する酸化物層推定部分1と、この酸化物層の量と少なくともセラミック層及び耐食合金層の材料物性値12を用いてセラミック層に発生する最大熱応力σiを数値解析により求める数値解析部分2と、前記σiにおけるセラミック層に繰り返される回数Niを入力する入力部分4と、前記σiとNiをセラミック層の繰り返し疲労特性から求めた累積損傷則に代入し、累積損傷度Dを算出する部分15からなり、この累積損傷度に基づいてセラミック層及び耐食合金層の余寿命を評価診断する。
請求項(抜粋):
高温部材にコーティングされたセラミック層及び耐食合金層が高温雰囲気に曝露され、劣化損傷する際に、セラミック層と耐食合金層の間に経年的に生じる酸化物層を非破壊検出し、この非破壊検出の映像化処理により得られる信号から実機高温部材の運転期間中にセラミック層に負荷される変動熱応力値、及び、その熱応力値におけるセラミック層に繰り返される回数を求め、これらの値をセラミック層の繰り返し疲労特性から求めた累積損傷則に代入し、セラミック層及び耐食合金層の余寿命を評価診断することを特徴とするセラミックコーティング余寿命評価診断システム。

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