特許
J-GLOBAL ID:200903070840471563

能動型騒音制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 幸彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-003426
公開番号(公開出願番号):特開平7-210175
出願日: 1994年01月18日
公開日(公表日): 1995年08月11日
要約:
【要約】【目的】対象システムが増音状態か否かを判定し、消音制御を継続するまたは増音状態の進行を抑えるなどのフェールセーフ制御を実行し、安定した適応フィルタ制御を行う能動型騒音制御装置を提供する。【構成】予想される環境に対する適応フィルタの最適解を予め用意し、騒音制御を行っている対象システム10の環境を判断 301し、予想環境に当て嵌めて最適解 401を設定する。そして、制御中の適応フィルタw(i)と最適解wopt(i)との差δw(i) 402を用いて、例えば、絶対値の和Sδwi|δw(i)| 403を求める。その和Sδwと所定の閾値 Sth 404との差を、設定したルールと照合し、増音状態か否かを判定 405する。消音状態 406であれば、制御を継続し、増音状態 407であれば、制御を一時停止 408し増音状態の進行を抑え、適応フィルタ制御103をフェールセーフ制御108する。
請求項(抜粋):
所定の制御位置における音圧信号を検出する音圧検出手段と、騒音源から伝達される騒音に対して能動的に干渉させるための2次音の制御信号を出力する2次音出力手段と、前記騒音源と相関性のある参照信号を検出する参照信号検出手段と、前記参照信号と前記音圧信号とに基づいて前記制御位置における前記音圧信号が最小となるように前記制御信号を制御する適応フィルタを更新する適応フィルタ制御手段とを備える能動型騒音制御装置において、前記参照信号を検出する位置から前記音圧信号を検出する位置までの伝達系と前記制御信号を出力する位置から前記音圧信号を検出する位置までの伝達系とを含む音伝達系の特性を定めることのできる少なくとも1つの環境情報を検出する手段と、検出された前記環境情報に基づき定められた前記音伝達系の特性を用いて前記適応フィルタの設定最適解を設定する手段と、前記設定最適解と更新される前記適応フィルタとの偏差から前記制御位置における前記音圧信号の増音状態を判定する手段とを設け、前記適応フィルタ制御手段が、前記増音状態の判定に応じて前記適応フィルタ制御手段自体を制御するフェールセーフ機能を有することを特徴とする能動型騒音制御装置。
IPC (3件):
G10K 11/178 ,  B60R 11/02 ,  H03H 21/00

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