特許
J-GLOBAL ID:200903070844602956
釘の抜け止め構造
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
鳥巣 実 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-327097
公開番号(公開出願番号):特開2003-130019
出願日: 2001年10月25日
公開日(公表日): 2003年05月08日
要約:
【要約】【課題】 簡単な構成を付与することによって釘の打込作業上の機能を実質的に高め、しかも釘の抜け出る可能性の減少を実施して、使用木材の品質に関する選択幅の拡大を可能とし、すぐれた経済的効果の向上を実現する。【解決手段】 釘10の胴体2の周面上の複数箇所に楔形の切り込み5を加工して周面上に多数の薄片3を弾性的に形成させ、釘10を打ち込むとき、薄片3が弾力的に押し戻されて釘の進入時の抵抗が軽減され、釘が抜け出すときは薄片3が周囲の木材などに食い込みの方向に作用して抜け出しが防止される。
請求項(抜粋):
頭部に打撃を加えて木材などの内部に進入させる釘に対し、打ち込んだ釘が進入の逆方向に抜け出ることを防止するための構造であって、釘の胴体周面上の複数箇所に楔形の切り込みを加工することによってその胴体周面が半ば剥離状態の複数の薄片によって覆われた状態とし、その薄片はいずれも釘の頭部に近い側に形成される先端部分が胴体周面から剥離し、頭部から遠い側に形成される根元部分によって胴体周面上に固着した状態とし、この釘を木材などに打ち込むとき、前記周面上の薄片が打ち込みに応じて周囲から受ける木材などの圧力により前記切り込み加工以前の位置の方に弾力的に押し戻されて釘の進入時の抵抗が軽減されるとともに、釘の抜け出す方向の移動に対しては、前記の薄片が前記周囲の木材などに食い込みの方向に作用することによって釘の抜け出しが防止される構造としたことを特徴とする釘の抜け止め構造。
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