特許
J-GLOBAL ID:200903070860520846

移動体通信網の同期方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井桁 貞一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-178438
公開番号(公開出願番号):特開平6-029914
出願日: 1992年07月06日
公開日(公表日): 1994年02月04日
要約:
【要約】【目的】 移動体通信網の同期方式に関し、同期信号配信系統の途中の無線基地局のクロック信号に異常が生じても、その下位の無線基地局の同期調整に支障がでないようにすることを目的とする。【構成】 下位無線基地局4の第1位相差検出手段4bが、常時、上位無線基地局3からの同期信号と、クロック信号発生手段4aで発生したクロック信号との位相差を検出する。検出した位相差が所定値より大きいときには、第2位相差検出手段4cが、隣接無線基地局7からの同期信号と、クロック信号発生手段4aからのクロック信号との位相差を検出する。同期制御手段4dは、第1位相差検出手段4bおよび第2位相差検出手段4cが検出した位相差に基づき、上位無線基地局の異常を検出し、これが検出されたとき、クロック信号発生手段4aは、隣接無線基地局7の同期信号に位相同期してクロック信号を発生する。
請求項(抜粋):
移動体通信用の交換局(1)と、前記交換局(1)から遅延時間を伴って同期信号が配信される複数の無線基地局(2〜8)とからなる移動体通信網の同期方式において、前記同期信号に対し前記遅延時間分の位相補正をし、補正された同期信号に従いクロック信号をそれぞれ発生する前記複数の無線基地局(2〜8)の各クロック信号発生手段と、前記複数の無線基地局(2〜8)のうちの基準同期信号基地局(2)が自己のクロック信号発生手段からのクロック信号に基づき同期信号を自己を除く前記複数の無線基地局(3〜8)に配信するために用いられる複数の同期信号配信系統と、前記複数の同期信号配信系統のうちの第1の同期信号配信系統(2,3,4,5)の下位無線基地局(4)に設けられ、上位無線基地局(3)から送られた同期信号と、前記下位無線基地局(4)のクロック信号発生手段(4a)で発生したクロック信号との位相差を検出する第1位相差検出手段(4b)と、前記下位無線基地局(4)に設けられ、前記第1位相差検出手段(4b)が検出した位相差が所定値より大きいとき、前記下位無線基地局(4)に隣接する第2の同期信号配信系統(2,6,7,8)の隣接無線基地局(7)から送られた同期信号と、前記下位無線基地局(4)のクロック信号発生手段(4a)で発生したクロック信号との位相差を検出する第2位相差検出手段(4c)と、前記第1位相差検出手段(4b)が検出した位相差および前記第2位相差検出手段(4c)が検出した位相差を多数決論理処理により評価し、その結果に基づき前記下位無線基地局(4)のクロック信号発生手段(4a)の同期制御を行う同期制御手段(4d)と、を有することを特徴とする移動体通信網の同期方式。
IPC (2件):
H04B 7/26 106 ,  H04B 7/26

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