特許
J-GLOBAL ID:200903070876732517

除電装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 辰彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-211399
公開番号(公開出願番号):特開平8-078183
出願日: 1994年09月05日
公開日(公表日): 1996年03月22日
要約:
【要約】【目的】除電に寄与する正負のイオンを生成する正側及び負側有効除電電流を検出し、それにより除電に寄与する正負のイオンの生成を制御する。【構成】外部接地用抵抗11の電圧により正側及び負側有効除電電流の差分の電流Iaを検出する手段17と、電流Iaの時間的変化率dIa/dtを求める手段18と、各放電電極1,2に付与する高電圧V+ ,V- をその全体的変化が緩やかなものとなるように制御しつつ高電圧V+ に微小時間づつ繰り返し微小変動を生ぜしめる手段21,22と、正側有効除電電流I1+を次式により求める手段25と、有効除電電流I1+から電流Iaを減算して負側有効除電電流を求める手段26とを備える。求めた有効除電電流が設定値に合致するように高電圧V+ ,V- を全体的に緩やかに増減させることで、除電に寄与する正負のイオンのバランスをとる。【数1】
請求項(抜粋):
正側放電電極及び負側放電電極と、各放電電極にそれぞれ二次側コイルの一端を接続してなる正側トランス及び負側トランスと、各トランスを介して各放電電極に正の高電圧及び負の高電圧を生成・付与する正側高電圧生成回路及び負側高電圧生成回路と、前記放電電極を外方に向けて該放電電極、前記トランス及び高電圧生成回路を収納した導電材料から成る筐体とを備えた除電装置において、前記正側トランス及び負側トランスの二次側コイルの接地端である他端を互いに接続せしめると共に、その接続部を前記筐体の外部の外部接地部に外部接地用抵抗を介して接続し、さらに、両トランスの二次側コイルの接地端の接続部に前記筐体を接続し、各放電電極の放電時に流れる電流のうち、除電に寄与するイオンを生成する正側有効除電電流(I1+) 及び負側有効除電電流(I1-)の差(Ia=I1+-I1-)を前記外部接地用抵抗に生じる電圧により検出する有効電流差分検出手段と、前記各放電電極に前記各高電圧生成回路により付与される正側高電圧(V+ )及び負側高電圧(V- )の時間的変化率(dV+ /dt及びdV- /dt)が【数1】の関係を微小時間づづ繰り返し満たし、且つ、該微小時間内における前記正側高電圧(V+ )及び負側高電圧(V- )の変化量(ΔV+ ,ΔV- )がΔV+ ≪V+ 及びΔV- ≪V- ......(2)の関係を満たすように各高電圧生成回路を制御する高電圧制御手段と、前記微小時間内において前記有効電流差分検出手段により得られた両有効除電電流(I1+,I1-)の差(Ia)の時間的変化率(dIa/dt)を求める微分手段と、前記両有効除電電流(I1+,I1-)の一方の有効除電電流(I1+又はI1-)を【数2】の関係式を用いて求める第1の有効除電電流検出手段と、他方の有効除電電流(I1-又はI1+)を、前記有効電流差分検出手段により得られた両有効除電電流(I1+,I1-)の差(Ia=I1+-I1-)と前記第1の有効除電電流検出手段により得られた正側有効除電電流(I1+) 又は負側有効除電電流(I1-)とから減算演算又は加算演算により求める第2の有効除電電流検出手段とを備え、各有効除電電流検出手段により得られた各有効除電電流(I1+,I1-)を制御することにより、除電に寄与する正負のイオンの生成を制御することを特徴とする除電装置。
IPC (2件):
H05F 3/04 ,  H01T 23/00

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