特許
J-GLOBAL ID:200903070890048750

動力伝達用チェーン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高崎 健一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-397931
公開番号(公開出願番号):特開2002-195355
出願日: 2000年12月27日
公開日(公表日): 2002年07月10日
要約:
【要約】【課題】 高面圧下においても耐摩耗性を向上させる。【解決手段】 サイレントチェーンにおいて、リンクプレート2のピン穴22にシェービング加工を施す。また、連結ピン3の母材となる鋼の最表部に、バナジウム炭化物を主成分としかつ少量のクロム炭化物を含む炭化物層を形成するとともに、当該炭化物層と母材との間の境界領域に、バナジウム炭化物の含有率が急激に減少しかつクロム炭化物の含有率が急激に増加している境界層を形成する。この場合には、ピン穴のシェービング加工により、ピン穴と連結ピンとの片当たりを防止できる。また、母材最表部に形成される炭化物層がバナジウム炭化物を主成分としているので、炭化物層の表層から剥離が起こるのを防止できる。炭化物層と母材との間の境界層がクロムを比較的多く含んでいるので、炭化物層と母材との結合性が向上しており、炭化物層が母材から剥離するのを防止できる。
請求項(抜粋):
一対のピン穴および歯部をそれぞれ有する多数のリンクプレートを厚み方向および長手方向に積層するとともに前記ピン穴内に挿入した連結ピンで枢支可能に連結してなる動力伝達用チェーンにおいて、前記リンクプレートの前記ピン穴にはシェービング加工が施されており、前記連結ピンの母材となる鋼の最表部には、バナジウム炭化物を主成分としかつ少量のクロム炭化物を含む炭化物層が形成されるとともに、前記炭化物層と前記母材との間の境界領域において、バナジウム炭化物の含有率が急激に減少しかつクロム炭化物の含有率が急激に増加している境界層が形成されている、ことを特徴とする動力伝達用チェーン。
IPC (5件):
F16G 13/02 ,  B23D 79/00 ,  C23C 10/58 ,  C23C 30/00 ,  F16G 13/04
FI (5件):
F16G 13/02 G ,  B23D 79/00 B ,  C23C 10/58 ,  C23C 30/00 C ,  F16G 13/04
Fターム (8件):
3C050FA02 ,  4K044AA02 ,  4K044AB05 ,  4K044BA02 ,  4K044BA18 ,  4K044BB03 ,  4K044BC01 ,  4K044CA12
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • サイレントチェーン
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-332331   出願人:株式会社椿本チエイン
  • 特開昭55-002721
  • 特開昭55-002721
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