特許
J-GLOBAL ID:200903070896358360

音声規則合成装置および方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-172180
公開番号(公開出願番号):特開平5-019780
出願日: 1991年07月12日
公開日(公表日): 1993年01月29日
要約:
【要約】【目的】本発明は文章音声の規則合成装置及び方法に係わり、特にプロミネンスという音声の局所的強調を表現する能力の改善に関する。【構成】日本語のプロミネンスの分類に従って、韻律制御パラメータを与える。【効果】従来の方式に比べて更に20%プロミネンス表現力を改善することができる(プロミネンス正聴率96〜98%に改善される)。
請求項(抜粋):
入力文章を形態素解析する言語処理手段と;上記言語処理手段の出力に基づいて上記入力文章のタイプを判定し、該タイプに従って制御パラメータを生成する制御パラメータ生成部と該制御パラメータに応じて基本周波数の時間変化パターン(以下略してピッチパターンと呼ぶ)を生成するピッチパターン生成部とを有する第1の韻律制御手段であって、上記言語処理手段の出力に基づいてプロミネンスの分類を判定し、自然音声の解析結果に基づいて上記プロミネンスの分類対応であらかじめ求めた上記制御パラメータの変化分に従って、上記制御パラメータを制御する第1の韻律制御手段と;上記言語処理手段の出力に基づいて上記入力文章に応じた音韻パラメータ列を生成し、該音韻パラメータ列と上記第1の韻律制御手段で生成したピッチパターンとにより順次音声を合成する音声合成手段と;を有する音声規則合成装置において、上記ピッチパターン生成部は、アクセント成分の大きさ、その開始および終了時刻を制御するアクセント制御機構を少なくとも有し、上記制御パラメータの変化分として上記アクセント成分の変化分を設定し、上記制御パラメータの変化分を、プロミネンスが付加された文単位が文節全体である場合は、プロミネンスが付加されていない場合のアクセント成分の大きさに対する増分として定義される「アクセント指令増分」と、隣接するアクセント成分に対する「アクセント指令増分」との差である変化分ΔDAaを正の値に設定し、プロミネンスが付加された文単位が単語の一部でありかつアクセント型がアクセント変形型でない場合は、該ΔDAaを正の値に設定すると共に該文単位の直前および直後にポーズを挿入し、プロミネンスが付加された文単位が単語の一部でありかつアクセント型がアクセント変形型である場合は、該ΔDAaを正の値に設定し、プロミネンスが付加された文単位が話題の一拍(音節)である場合は、該ΔDAaを正の値に設定すると共に該文単位の直前および直後にポーズを挿入したことを特徴とする音声規則合成装置。

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