特許
J-GLOBAL ID:200903070901312218

適応型の入力信号白色化処理を付加した適応デイジタルフイルタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-305921
公開番号(公開出願番号):特開平5-145378
出願日: 1991年11月21日
公開日(公表日): 1993年06月11日
要約:
【要約】【目的】従来、リアルタイム処理を必要とされるエコ-キャンセラや適応ノイズキャンセラに応用される適応ディジタルフィルタでは、自己相関の強い信号に対しての収束性に関する配慮が足らず、音声等を扱ったときに、応用装置の性能に限界を与える要因となっている。【構成】本発明の適応形の入力信号白色化処理を付加した適応ディジタルフィルタは、従来の適応ディジタルフィルタの構成に、ブロック1aの入力信号白色化用1次FIRディジタルフィルタ、ブロック1bの信号白色化用フィルタ係数調整部を設け、入力信号を適応的に白色化し、適応ディジタルフィルの最適値への収束性を向上させたものである。【効果】本発明の適応形の入力信号白色化処理を付加した適応ディジタルフィルタを、エコ-キャンセラや適応ノイズキャンセラに応用すれば、従来のものより最適値への収束が良い分、エコ-やノイズの減衰を速く、大きくすることができる。
請求項(抜粋):
0次のフィルタ係数が1でかつ1次のフィルタ係数が可変である1次のFIRディジタルフィルタを、適応ディジタルフィルタの目標とする信号の入力位置と、該適応ディジタルフィルタを成すFIRディジタルフィルタの各タップの出力位置に設け、前記で可変とした1次FIRディジタルフィルタの1次のフィルタ係数を各々全て同一値を持つようにし、この値を前記適応ディジタルフィルタを成すFIRディジタルフィルタの入力信号によって該入力信号が白色雑音に近づく方向へ調整するようにした構成において、入力信号の白色化により該適応ディジタルフィルタのフィルタ係数の推定に要する時間の短縮と、その推定の精度を向上させたことを特徴とする適応型の入力信号白色化処理を付加した適応ディジタルフィルタ。
IPC (3件):
H03H 17/06 ,  H03H 21/00 ,  H04B 3/23

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