特許
J-GLOBAL ID:200903070972770594
流体封入式防振装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小川 覚
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-359192
公開番号(公開出願番号):特開平6-193670
出願日: 1992年12月25日
公開日(公表日): 1994年07月15日
要約:
【要約】【目的】 比較的高周波の振動に対して動バネ定数を低くし、こもり音、エンジンノイズを遮断する。【構成】 振動体に連結される連結金具6と、車体に連結されるホルダ8と、これらの間に設けられるインシュレータ7とからなる防振装置において、インシュレータ7に対して直列に、非圧縮性流体の封入された防振機構部を3個設ける。これら防振機構部は、それぞれ非圧縮性流体の封入される受圧室11、21、31と、空気等圧縮性流体の収納される平衡室13、23、33と、これら受圧室と平衡室との間を仕切る弾性隔膜からなるダイヤフラム12、22、32とからなる。第一受圧室11と第二受圧室21とを大径オリフィス4で連結し、上記第一受圧室11と第三受圧室31とを小径オリフィス5で連結する。第一平衡室13及び第二平衡室23には連通パイプ19、29を設け、これらを通じて上記各室を負圧導入または大気圧導入のいずれかの状態に制御する。
請求項(抜粋):
振動体側に取付けられる連結金具と、車体等のベース部側に取付けられるホルダと、これら連結金具とホルダとの間にあって上記振動体からの振動を遮断する機能を発揮するインシュレータと、当該インシュレータに対して直列に設けられ、かつ、非圧縮性流体の封入されている防振機構部等からなる流体封入式の防振装置において、上記防振機構部を、非圧縮性流体の封入される受圧室と、空気等圧縮性流体の収納される平衡室と、これら受圧室と平衡室との間を仕切る弾性隔膜状のダイヤフラムとで形成するとともに、当該防振機構部を複数個設け、これら複数個の防振機構部のうちの第一の防振機構部に設けられた受圧室(第一受圧室)と第二の防振機構部に設けられた受圧室(第二受圧室)との間を大径のオリフィスにて連結し、また、上記第一の防振機構部に設けられた受圧室(第一受圧室)と第三の防振機構部に設けられた受圧室(第三受圧室)との間を小径のオリフィスにて連結し、更に、上記第一の防振機構部に設けられた平衡室(第一平衡室)及び上記第二の防振機構部に設けられた平衡室(第二平衡室)には、それぞれ連通パイプを設け、当該連通パイプを介して上記第一平衡室及び第二平衡室のそれぞれを、別個独立に、負圧導入または大気圧導入のいずれかの状態に保持することができるように形成してなることを特徴とする流体封入式防振装置。
引用特許:
前のページに戻る