特許
J-GLOBAL ID:200903070974480500

内接歯車式オイルポンプ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-141654
公開番号(公開出願番号):特開平8-334092
出願日: 1995年06月08日
公開日(公表日): 1996年12月17日
要約:
【要約】【目的】 内接歯車式オイルポンプにおいて、アウタギヤが吐出側から吸入側へ押し付けられるのを緩和して、アウタギヤ外周面の焼き付きを防止する。【構成】 アウタギヤ外周面20を露出させるポンプカバー5側吐出ポート14の開口面にリブ21,22を配置する。リブ21,22は、ポート14内におけるアウタギヤ外周面20の露出部分を両端において塞ぐようポート14内に張り出させる。リブ21,22間には隙間γを残し、ここでアウタギヤ外周面をポート14内に露出させ、ポート14内におけるアウタギヤ外周面の露出周長γを、アウタギヤ回転中心Oo 周りの角度δに換算して、5°以上、30°以下とする。アウタギヤ外周面の露出周長の制限により、アウタギヤ外周面の圧力分布が変化し、アウタギヤを吐出側から吸入側へと押圧する力を低下させ得る。
請求項(抜粋):
ポンプ駆動力により回転されるインナギヤをアウタギヤの内周歯に噛合させて具え、これらインナギヤおよびアウタギヤをポンプハウジング内に摺接可能に収納すると共に、ポンプハウジングに取着したポンプカバーで回転軸線方向に位置決めし、インナギヤおよびアウタギヤ間の吸入領域および吐出領域にそれぞれ開口してアウタギヤの外周面を露出させるよう延在する、ポンプハウジングおよびポンプカバーの少なくとも一方に形成した吸入ポートおよび吐出ポートを経て、流体を吸入、吐出するようにした内接歯車式オイルポンプにおいて、前記吐出ポート内におけるアウタギヤ外周面の露出周長を、該ポート内の吐出圧がアウタギヤ外周面に作用して生ずるアウタギヤ押し付け力で、アウタギヤ外周面の焼き付きを生ずることのない長さに制限したことを特徴とする内接歯車式オイルポンプ。

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