特許
J-GLOBAL ID:200903071005207673

塩素再循環を利用したイソシアネート製造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-524506
公開番号(公開出願番号):特表2001-516333
出願日: 1996年12月17日
公開日(公表日): 2001年09月25日
要約:
【要約】イソシアネートを製造しそしてイソシアネート製造の副生成物である無水の塩化水素を電気化学槽内で塩素ガスに変換する方法およびシステム。この塩素をイソシアネート工程に再循環させる。如何なる未反応の無水塩化水素も電気化学槽に再循環可能である。この方法およびシステムでは無水塩化水素と塩素を再循環させることによってイソシアネートの製造コストを低くすることができる。加うるに、この方法およびシステム工程では無水の塩化水素をイソシアネート工程の有用な出発材料に変えることによってそれの処分に伴う問題をなくすか或は少なくとも実質的に最小限にする。
請求項(抜粋):
無水塩化水素の電気化学変換で生じさせた塩素を用いてイソシアネートを製造するシステムであって、 (a) 塩素供給用第一入り口供給ラインと一酸化炭素供給用第二入り口供給ラインを有していて中で塩素と一酸化炭素を反応させてホスゲンを生じさせるホスゲン発生装置、 (b) 中でホスゲンとアミンを反応させてイソシアネートと分子状の無水塩化水素を生じさせるイソシアネート反応槽であって上記ホスゲン発生装置と該イソシアネート反応槽の間に伸びているホスゲン供給用第一入り口供給ラインとアミン供給用第二入り口供給ラインを有するイソシアネート反応槽、 (c) (i) 塩素ガスとプロトンが生じるように該分子状の無水塩化水素に酸化を受けさせる手段、 (ii) 該酸化を受けさせる手段に隣接して位置する陽極チャンバ、該陽極チャンバと流体伝達状態で位置していて該無水塩化水素を該酸化を受けさせる手段に導入する陽極側入り口手段、およびまた該陽極チャンバと流体伝達状態で位置していて該塩素ガスを排出する陽極側出口手段、 (iii) 該酸化を受けさせる手段が1つの側に接触して位置していてプロトンが中を通って移動するカチオン輸送手段、 (iv) 該カチオン輸送手段のもう一方の側に接触して位置していてその移動して来たプロトンに還元を受けさせる手段、および (v) 該還元を受けさせる手段に隣接して位置する陰極チャンバ、該陰極チャンバと流体伝達状態で位置していて流体を該カチオン輸送手段のもう一方の側に導入する陰極側入り口手段、およびまた該陰極チャンバと流体伝達状態で位置する陰極側出口手段、を含む電気化学槽、および (d) 該イソシアネート反応槽と該電気化学槽の間に伸びていて該イソシアネート反応槽内で生じた無水の塩化水素を該電気化学槽の陽極側入り口手段に供給する塩化水素供給ライン、を含むシステム。
IPC (4件):
C07C263/10 ,  C07C265/14 ,  C25B 1/26 ,  C25B 3/00
FI (4件):
C07C263/10 ,  C07C265/14 ,  C25B 1/26 ,  C25B 3/00
引用文献:
審査官引用 (9件)
  • 新実験化学講座14有機化合物の合成と反応III, 19780220, p1490-1495
  • マクマリー有機化学(下)第4版, 19980406, p993-994
  • 新実験化学講座8無機化合物の合成I, 19761220, p183-184
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