特許
J-GLOBAL ID:200903071019282007

ごみ焼却炉の燃焼ごみ低位発熱量推定方法及び燃焼ごみ可燃分発熱量推定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 洋介 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-261308
公開番号(公開出願番号):特開平11-094227
出願日: 1997年09月26日
公開日(公表日): 1999年04月09日
要約:
【要約】【課題】 より安定した自動燃焼制御の実現を可能とするための燃焼ごみ低位発熱量推定方法を提供すること。【解決手段】 (1).可燃分の組成を一定と仮定して理論空気量を求める。(2).前記理論空気量、ごみ焼却炉出口の排ガス中のO2 濃度、燃焼空気量の測定値等から燃焼したごみの可燃分量を求める。(3).ごみ中の水分量を0と仮定して排ガスの各成分の量を計算する。(4).可燃分発熱量(別途計算)と前記燃焼したごみの可燃分量から燃焼したごみの総発熱量が分かり、排ガスの成分等から排ガスのエンタルピを求め、ごみ焼却炉の入口と出口の熱量のバランスから燃焼したごみ中の水分量を計算する。(5).(3)、(4)をごみ中の水分量が収束するまで繰り返し、ごみ中の水分量を求める。(6).灰分比を一定と仮定し、燃焼したごみの可燃分量とごみ中の水分量とによりごみ処理速度を計算して燃焼したごみ量を求める。(7).可燃分発熱量とごみ中の水分量と燃焼したごみ量とから燃焼したごみの低位発熱量を求める。
請求項(抜粋):
クレーンによりごみが投入されるホッパに蓄積されたごみを燃焼室底部に設けられたストーカに載置して炉内で移動させ、前記ストーカの下側から燃焼空気を供給して燃焼を行う自動燃焼制御機能を有するごみ焼却炉において、ごみにおける可燃分の組成を一定と仮定して理論空気量を計算する第1のステップと、前記計算された理論空気量、ごみ焼却炉出口の排ガス中のO2 濃度測定値、あらかじめ知られている空気中のO2 濃度、燃焼空気量の測定値を基に、燃焼したごみの可燃分量を計算する第2のステップと、燃焼したごみ中の水分量を0と仮定してごみ焼却炉出口の排ガスに含まれる複数のガス成分の量を計算する第3のステップと、あらかじめ概算された可燃分発熱量と前記燃焼したごみの可燃分量から燃焼したごみの総発熱量を求め、前記第3のステップで計算された複数のガス成分の量からごみ焼却炉出口の排ガスのエンタルピを計算し、更にごみ焼却炉入口と出口の熱量のバランス計算を行ったうえで燃焼したごみ中の水分量を計算する第4のステップと、前記第3、第4のステップを前記ごみ中の水分量があらかじめ定められた値に収束するまで繰り返してごみ中の水分量を求める第5のステップと、灰分比を一定と仮定して前記第2のステップで計算された燃焼したごみの可燃分量と前記第5のステップで求められたごみ中の水分量とに基づいてごみ処理速度を計算して、燃焼したごみ量を求める第6のステップと、前記可燃分発熱量と前記第5のステップで求められたごみ中の水分量と前記第6のステップで計算された燃焼したごみ量とから燃焼したごみの低位発熱量を計算する第7のステップとを含むことを特徴とするごみ焼却炉の燃焼ごみ低位発熱量推定方法。
IPC (2件):
F23G 5/50 ZAB ,  F23G 5/50
FI (3件):
F23G 5/50 ZAB N ,  F23G 5/50 ZAB C ,  F23G 5/50 G
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開昭51-034789
  • 特公昭56-001522
  • 特開平2-040410
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