特許
J-GLOBAL ID:200903071063337757

球状黒鉛鋳鉄の製造方法及び球状黒鉛鋳鉄

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 開口 宗昭
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-264353
公開番号(公開出願番号):特開平6-088123
出願日: 1992年09月07日
公開日(公表日): 1994年03月29日
要約:
【要約】【目的】 衝撃値が高く寒冷地仕様の部品材料としても適用できる球状黒鉛鋳鉄を効率よく低コストで製造することができる球状黒鉛鋳鉄の製造方法を提供する。【構成】 本発明によればSnを添加して熱処理することにより球状黒鉛鋳鉄を製造するので、複雑な熱処理をしなくてもSnが強力なパーライト安定化元素として働き組織中のフェライト量をコントロールして多量のパーライトに細かいフェライトが散らばっている組織となり高い硬度と充分な衝撃値を達成することができ、熱処理過程における組織各部の変態温度を均一化することができ、組織各部における変態温度の差が小さくなり焼き入れ性が向上する結果、大きくて熱処理が困難な鋳物についても通常機械的性質の劣る層間隔の大きいパーライト相は生成せず、均一に焼きが入るので熱処理後は特に脆化した部分は生じず、寒冷地における低温衝撃値が部品全体として向上した材料を得ることができる。
請求項(抜粋):
Snを0.02重量%以上0.06重量%以下添加し、熱処理を施すことを特徴とする球状黒鉛鋳鉄の製造方法。
IPC (5件):
C21D 5/00 ,  B22D 27/20 ,  C21C 1/10 ,  C22C 33/08 ,  C22C 37/04

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