特許
J-GLOBAL ID:200903071077435972
フルクトシルアミンデグリカーゼ、その製造法及び該酵素を用いたアマドリ化合物の定量方法
発明者:
,
,
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
久保田 藤郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-279292
公開番号(公開出願番号):特開平6-046846
出願日: 1992年09月25日
公開日(公表日): 1994年02月22日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 アマドリ化合物に作用し、該化合物を酸化してα-ケトアルデヒド,アミン誘導体及び過酸化水素を生成する反応を触媒する等の理化学的性質を有するフルクトシルアミンデグリカーゼ、カンジダ属に属し該酵素を生産する能力を有する微生物たとえばカンジタ・ギアモンディを用いて該酵素を製造する方法並びにアマドリ化合物を含有する試料に該新規酵素を作用させ、酸化反応に伴い生成する過酸化水素量、もしくは消費される酸素量を測定し、該測定値からアマドリ化合物量を求めることを特徴とするアマドリ化合物の定量法。【効果】 酵素法で困難であったアマドリ化合物量の測定を容易に行うことができる。
請求項(抜粋):
下記の理化学的性質を有するフルクトシルアミンデグリカーゼ。(a)作用及び基質特異性本酵素は、アマドリ化合物に作用し、特にそのε-アミノ酸誘導体に良好に作用して該化合物を酸化し、α-ケトアルデヒド,アミン誘導体及び過酸化水素を生成する反応を触媒する。(b)至適pH及びpH安定性本酵素は、ジフルクトシルリジン(di-Fructosyl-lysine) を基質とした場合にpH5.0〜8.0において安定であり、また至適pHは、7.0〜8.0(燐酸緩衝液)である。(c)反応温度の範囲反応温度は、15〜45°Cの範囲である。(d)熱安定性本酵素は、40°C、10分間の加熱処理に対して安定である。また、50°Cで10分間加熱処理した場合、80%以上が失活する。(e)分子量トーヨーパール HW-55Fカラムを用いたゲル濾過法で測定した分子量は約43000である。
IPC (3件):
C12N 9/06
, C12Q 1/26
, C12R 1:72
前のページに戻る