特許
J-GLOBAL ID:200903071176023082
ステレオ型ヒートパイプ放熱器
発明者:
出願人/特許権者:
,
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-149662
公開番号(公開出願番号):特開平9-303983
出願日: 1996年05月09日
公開日(公表日): 1997年11月28日
要約:
【要約】【目的】 従来のステレオヒートパイプ放熱器が期待値より放熱能力が低く、重量も大きく、コスト高である点を改善し、更にその機能の高度化を図る。【構成】 軽金属を押出成型してなる多孔扁平管ヒートパイプの曲げ加工と一括溶接法により、ヒートパイプ風洞を外殻体とし、洞内に薄形のプレートヒートパイプフィン群が配接された、新規な構造の多面体ステレオヒートパイプ放熱器を一括形成することに成功した。【効果】 この放熱器は従来のものより放熱能力が大幅に増加し、小型軽量化されただけでなく、簡易な構造と製造法に依る大幅なコスト低減を可能にした。このステレオヒートパイプ放熱器は姿勢依存性が無いので筐体内部での放熱器自身及び発熱素子、部品の実装自由度が改善され高密度実装が容易になった。また風洞の垂直装着を可能にし密閉筐体内における発熱素子の自然空冷を可能にした。更に発熱素子の多面実装をも可能にした。
請求項(抜粋):
ヒートパイプの受熱部と放熱部の相互間を結ぶ熱輸送経路となる細管コンテナが、複数の局部的受熱面から大表面積放熱部に立体的に展開される熱輸送回路を備え、または細管コンテナが立体的に展開して構成された大表面受熱部から複数の局部的放熱面に集約される熱輸送回路を備えたステレオ型ヒートパイプ放熱器であって、この放熱器の外周は、蛇行細径トンネルを内蔵するプレートヒートパイプが、その蛇行屈曲により、ステレオ型ヒートパイプ放熱器の各熱量授受面に相当する複数平面を有し、且つ他の対向する対平面(開口面)が熱媒流体の流入流出面として形成されてある風洞構造の外殻体として形成されてあり、それと共にこの外殻体を形成するプレートヒートパイプの両内平面相互間と、必要によってはこのプレートヒートパイプが外殻体の内部に延長される部分の両平面をも含む各平面の相互間は、相互に並列に対向する平面対向構造として形成されてあり、この平面対向構造を形成する蛇行細径トンネル内蔵のプレートヒートパイプを第一の構成要素とし、このプレートヒートパイプの対向する並列平面間を往復蛇行(螺旋蛇行を含む)して両平面間を伝熱的に接続する、長尺可撓性の蛇行ヒートパイプを第二の構成要素とし、第一及び第二の構成要素が伝熱的に組み合わせられてあるか、または第一及び第二の構成要素の組み合わせ体が一連の長尺プレートヒートパイプにより一体構成されてあるかして、立体的熱輸送回路が構成されてあることを特徴とするステレオ型ヒートパイプ放熱器。
引用特許:
審査官引用 (2件)
-
熱接続テープ
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-321091
出願人:アクトロニクス株式会社, 赤地久輝
-
プレート形ヒートパイプ
公報種別:公開公報
出願番号:特願平5-241918
出願人:アクトロニクス株式会社, 赤地久輝
前のページに戻る