特許
J-GLOBAL ID:200903071190512835

定常雑音下における音声区間検出に基づく目的音声の復元方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中前 富士男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-314247
公開番号(公開出願番号):特開2005-084244
出願日: 2003年09月05日
公開日(公表日): 2005年03月31日
要約:
【課題】 ICA法により作成した分離信号から音声区間に含まれる信号のみを抽出して残留雑音を最小化することが可能な目的音声の復元方法を提供する。【解決手段】 2つの音源11、12からそれぞれ発信される目的音声及び雑音を、第1及び第2のマイク13、14でそれぞれ受信し独立成分分析法により目的音声に対応する推定スペクトルY* を抽出する第1工程と、推定スペクトルY* からその振幅分布の尖度の値を分離判定基準にして雑音が除去された推定スペクトルy* を分離する第2工程と、推定スペクトルy* の総和Fを求め、その最大値に応じて決定される閾値βを検出判定基準にして総和Fの周波数領域から音声区間及び雑音区間をそれぞれ検出する第3工程と、推定スペクトルY* から音声区間に存在する成分を抽出して目的音声の復元スペクトル群を生成し目的音声を復元する第4工程とを有する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
異なる2つの音源からそれぞれ発信される目的音声及び雑音を、異なる位置に設けた第1及び第2のマイクでそれぞれ受信して混合信号を形成し、該各混合信号を時間領域から周波数領域にフーリエ変換して、独立成分分析法により前記目的音声及び前記雑音にそれぞれ対応する各分割スペクトルから複数の推定スペクトルY* 、Yを抽出する第1工程と、 前記各推定スペクトルY* を、該各推定スペクトルY* の振幅分布の尖度の値を分離判定基準にして前記雑音が除去された複数の推定スペクトルy* 及び前記雑音が残留する複数の推定スペクトルyに分離する第2工程と、 前記各推定スペクトルy* の総和Fを求め、該総和Fの最大値に応じて決定される閾値βを検出判定基準にして該総和Fの周波数領域から音声区間及び雑音区間をそれぞれ検出する第3工程と、 前記各推定スペクトルY* から前記音声区間に存在する成分を抽出して前記目的音声の復元スペクトル群を生成し、該復元スペクトル群を周波数領域から時間領域にフーリエ逆変換して前記目的音声を復元する第4工程とを有することを特徴とする定常雑音下における音声区間検出に基づく目的音声の復元方法。
IPC (4件):
G10L15/20 ,  G10L11/02 ,  G10L15/04 ,  G10L21/02
FI (3件):
G10L3/02 301E ,  G10L3/02 301D ,  G10L3/00 513Z
Fターム (3件):
5D015DD02 ,  5D015DD03 ,  5D015EE05
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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