特許
J-GLOBAL ID:200903071260622196

便所装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 五十嵐 孝雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-312247
公開番号(公開出願番号):特開2001-132069
出願日: 1999年11月02日
公開日(公表日): 2001年05月15日
要約:
【要約】【課題】 大洗浄および小洗浄の双方の場合において、少量の水により汚物を良好に排出可能な便所装置を提供する。【解決手段】 洗浄タンク310への給水を止めた状態で大洗浄のハンドル操作がなされると、洗浄タンク310からタンク実容量で4リットルの洗浄水がサイホンゼット式便器10に供給され、水出し孔44とゼット噴出孔22から吐出される。この洗浄水の吐出により、満水状態の排水路とボール部20との間に水位差が生じる。この水位差により、下降路33方向への引き込み力が生じ、大便DB等の重量の汚物が堰34を乗り越える。一方、小洗浄によりタンク実容量である3リットルの洗浄水が吐出された場合には、排水路の屈曲部における満水状態が継続する時間が大洗浄に比べて短くなる。このため、排水路とボール部20との間の水位差による引き込み力は、大洗浄の場合よりも短い期間に亘って生じ、紙TP等の軽量の汚物が堰34を乗り越える。
請求項(抜粋):
汚物を受ける鉢部を有し、該鉢部の底部に形成された排出口と連通し、該連通位置よりも高い位置まで延出した後、汚水管の位置する下方向に延出する排水路が設けられた便器と、該便器と密結されるとともに、所定の給水源と給水可能に接続され、所定量の水を貯溜水として貯溜するタンクと、前記便器を洗浄する旨の指示に基づいて、前記タンクから一定量の洗浄水を前記便器に供給する洗浄水供給手段と、該洗浄水供給手段による前記便器への洗浄水の供給に伴って、前記給水源から前記タンクに給水するタンク給水手段とを有し、前記排水路内の底壁の最も高い位置を堰として、前記便器に溜水を溜め、前記洗浄水供給手段により供給された洗浄水を、該溜水の溜まった便器に吐出し、前記便器を洗浄する便所装置であって、前記便器の洗浄に用いられる洗浄水の水量として、前記汚物の内容に応じて複数規定された水量の中から1の水量を選択する選択手段を備え、前記洗浄水供給手段は、前記選択手段により選択された1の水量で、前記洗浄水を前記便器に供給するとともに、該選択手段による水量の選択が、前記タンク給水手段によるタンクへの給水を止めた状態においてなされたとき、前記タンクの貯溜水から2.8リットル以上6リットル以下の水を、前記洗浄水として前記便器に供給可能な手段であり、前記選択手段により選択された1の水量で前記洗浄水を供給することにより、前記汚物を、前記堰を越える位置まで搬送し、前記汚水管に送り込む便所装置。
IPC (2件):
E03D 11/02 ,  E03D 1/26
FI (2件):
E03D 11/02 B ,  E03D 1/26
Fターム (5件):
2D039AC04 ,  2D039AD01 ,  2D039AD04 ,  2D039BA00 ,  2D039DA05
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 便器洗浄タンク装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-079067   出願人:東陶機器株式会社

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