特許
J-GLOBAL ID:200903071300730388

電波吸収体の作製方法およびプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡辺 望稔 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-066225
公開番号(公開出願番号):特開2002-271084
出願日: 2001年03月09日
公開日(公表日): 2002年09月20日
要約:
【要約】【課題】誘電損失材や磁性損失材からなる電波吸収材を有し、所望の電波吸収特性を有する電波吸収体を設計して作製する際、ターゲット条件が制限を受けず幅広く設定でき、このターゲット条件に基づき誘電損失材や磁性損失材を最適に設定する。【解決手段】電波吸収材の複素比誘電率パラメータおよび複素比透磁率パラメータの少なくとも1方と電波吸収材の厚みを含む複数の電波吸収材パラメータからなる電波吸収材パラメータ群を複数組設定して、遺伝的アルゴリズムを用いて、入力設定されたターゲット条件下、評価値が最小電波吸収量以上である最適な電波吸収材パラメータ群を求める。その際、評価値は、ターゲット条件に対応して電波吸収量を複数求め、この複数の電波吸収量の中の最小値とこれらの複数の電波吸収量の平均値とを重み付け加算したもので、入力設定した最小電波吸収量と比較して、最適な電波吸収材パラメータ群を求める。
請求項(抜粋):
電波吸収体の電波吸収材の複素比誘電率パラメータおよび電波吸収体の電波吸収材の複素比透磁率パラメータの少なくとも1方のパラメータと、この電波吸収材の厚みと、を含む複数の電波吸収材パラメータからなる電波吸収材パラメータ群の前記電波吸収材パラメータ各々の値を設定することによって、所望の電波吸収特性を持つ電波吸収体を作製する電波吸収体の作製方法であって、前記電波吸収材パラメータ群を複数組生成し、これらの電波吸収材パラメータ群を解集合として初期設定する初期解集合設定工程と、前記解集合の電波吸収材パラメータ群の各々について、評価関数を用いて所定の条件における電波吸収体の電波吸収特性の評価値を算出する評価値算出工程と、前記解集合の電波吸収材パラメータ群から、前記評価関数を用いて算出される電波吸収材パラメータ群各々の評価値に基づいて、電波吸収材パラメータ群の対を複数組設定する対設定工程と、この対設定工程で設定された電波吸収材パラメータ群の対の各々が有する電波吸収材パラメータ情報の一部を所定の確率でお互いに交叉させる交叉工程と、この交叉工程で交叉して得られた電波吸収材パラメータ情報の一部を所定の確率で変更する変更工程と、前記交叉工程前の電波吸収材パラメータ群を、前記変更工程を経て得られた電波吸収材パラメータ群に置き換えて前記解集合とする置き換え工程とを有し、前記解集合の電波吸収材パラメータ群について前記評価関数を用いて算出される評価値の少なくとも1つが、収束条件を満足するまで、前記対設定工程、前記交叉工程、前記変更工程および前記置き換え工程を繰り返すことによって、最適な電波吸収材パラメータ群を求めることを特徴とする電波吸収体の作製方法。
IPC (2件):
H05K 9/00 ,  G06N 3/00 550
FI (2件):
H05K 9/00 M ,  G06N 3/00 550 C
Fターム (3件):
5E321BB31 ,  5E321GG11 ,  5E321GH10

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