特許
J-GLOBAL ID:200903071326606111

磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-075796
公開番号(公開出願番号):特開平8-269561
出願日: 1995年03月31日
公開日(公表日): 1996年10月15日
要約:
【要約】【目的】 熱延板焼鈍工程を省略して磁気特性の優れた方向性電磁鋼板の製造方法を提供する。【構成】 (1)C:0.075%以下、Si:2.2〜4.5%、酸可溶性Al:0.025〜0.060%、その他Mn,S,Sn,N等を含む。(2)スラブ加熱温度を1280°C未満とし仕上げ熱延の入り側温度を1100〜950°Cの範囲とする。(3)トータル圧延率を80%以上とし、1パス目の圧延率は25%とする。(4)脱炭焼鈍昇温時の室温から650〜850°Cに到る昇温速度を50°C/sec以上とし、脱炭焼鈍完了後の一次再結晶粒径を18〜30μmとし冷延以降最終仕上げ焼鈍の二次再結晶開始までの間に鋼板に0.0010%以上の窒素吸収を行わせる窒化処理を行う。【効果】 熱延板焼鈍を省略して高磁束密度低鉄損の一方向性電磁鋼板が得られる。
請求項(抜粋):
重量比でC :0.075%以下、Si:2.2〜4.5%、酸可溶性Al:0.025〜0.060%、N :0.010%以下、S或いはSeを単独又は複合で0.025%以下、Mn:0.05〜0.8%、残部Fe及び不可避的不純物からなるスラブを1280°C未満の温度で加熱し、仕上げ熱延の入り側温度を1100〜950°Cの範囲として熱延を行い、熱延板焼鈍を行わず冷間圧延を行い、次いで脱炭焼鈍、最終仕上げ焼鈍を施して一方向性電磁鋼板を製造する方法において、冷延1パス目の圧下率を25%以上、合計の圧下率を80%以上とし、脱炭焼鈍昇温時の室温から650〜850°Cに到る昇温速度を50°C/sec以上とし、脱炭焼鈍完了後の一次再結晶粒の平均粒径を18〜30μmとし、冷延以降最終仕上げ焼鈍の二次再結晶開始までの間に鋼板に0.0010%以上の窒素吸収を行わせる窒化処理を施すことを特徴とする磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/12 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/06 ,  H01F 1/16
FI (4件):
C21D 8/12 B ,  C22C 38/00 303 U ,  C22C 38/06 ,  H01F 1/16 B
引用特許:
出願人引用 (2件)

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