特許
J-GLOBAL ID:200903071347841102

センタバルブ型車両用マスタシリンダ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-206455
公開番号(公開出願番号):特開2001-030890
出願日: 1999年07月21日
公開日(公表日): 2001年02月06日
要約:
【要約】【課題】従来のセンタバルブ型マスタシリンダにおいては、非作動時に、給液室の内部の液通路が絞られて、特に車両の走行中にブレーキがポンピング作動されて圧力室からリザーバへ戻る作動液量が多いときには、迅速なブレーキの戻りが期待できない危険性があった。【解決手段】給液室9に、コイルばね7の外径側に位置する室9aと外径側に位置する室9bとを連通する液通路を、コイルばね7を迂回して設けた。
請求項(抜粋):
シリンダ本体に設けられたシリンダにピストンを収容して、ピストンの前部に液圧管路へ通じる圧力室を画成するとともに、ピストンの後部軸外周にリザーバへ通じる給液室を画成し、該ピストンに、前記圧力室へ開口するピストン軸方向の縦連通孔と、前記給液室に開口するピストン半径方向の横連通孔とを連設して、前記縦連通孔に、該縦連通孔の開口の周囲に設けたバルブシートと係合して前記圧力室側から該開口を閉塞するセンタバルブのバルブステムを遊嵌し、前記横連通孔には、前記バルブステムの内端を所定量突出させるとともに、ストッパピンを貫通させて、該ストッパピンの端部を、前記ピストンの後部軸外周に遊嵌されるストッパ環の差込み孔に嵌合し、前記給液室に、前記ストッパ環を付勢して前記ストッパピンを前記バルブステムの内端から離間するとともに、前記ストッパ環の差込み孔の外径部に挿入されてストッパピンの端部を覆うよう配置されたコイルばねを設け、前記ピストンを付勢して前記ストッパ環を非作動位置に設けたストッパに当接させ、更に前記コイルばねを圧縮変位させて、前記バルブシートをセンタバルブから離間する変位を該ピストンに与える戻しばねを設けてなるセンタバルブ型マスタシリンダにおいて、前記給液室に、前記コイルばねの外径側に位置する室と内径側に位置する室とを連通する液通路を、該コイルばねを迂回して設けたことを特徴とするセンタバルブ型車両用マスタシリンダ。
IPC (2件):
B60T 11/16 ,  B60T 11/22
FI (2件):
B60T 11/16 Z ,  B60T 11/22 A
Fターム (4件):
3D047BB11 ,  3D047BB17 ,  3D047CC10 ,  3D047CC22

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