特許
J-GLOBAL ID:200903071360383270

静電ウォブルモータ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-292710
公開番号(公開出願番号):特開平11-136961
出願日: 1997年10月24日
公開日(公表日): 1999年05月21日
要約:
【要約】【課題】 回転トルク及び保持トルクの大きな静電ウォブルモータを提供する。【解決手段】 静電力が作用する一方の電極であるステータ電極をステータの上面に設けた円錐面の表面に配置し、他方の電極であるロータ電極を備えたロータの下面とステータ電極とが絶縁膜を介して常時線接触した状態でロータが歳差運動するように構成した。この結果、前記ロータ電極とステータ電極との線接触状態により両電極間の距離が最小化され、静電的結合の実効面積が最大化されると同時に滑り摩擦抵抗が増大し、前記課題が解決される。
請求項(抜粋):
円盤状のロータ電極とその中央に貫通する回転軸とを備えた円盤状のロータと、中央に配置されたグランド電極とその周囲に放射状に配置され円弧状に等分割された多数のステータ電極とをその上面に備えた基板からなるステータと、前記ロータ電極とステータ電極との電気的短絡を防止する手段としての絶縁層とからなり、前記ステータ電極に順次印加される電圧と、前記グランド電極および前記回転軸を経由して前記ロータ電極に印加されるグランド電圧との間に作用する静電力により、前記ロータが前記ステータの上面でステータ電極の駆動に同期して歳差運動するように構成されている静電ウォブルモータにおいて、前記基板の上面の一部に凸型の円錐面を設け、この円錐面の表面に前記ステータ電極を配置することにより、前記ロータの下面と前記ステータ電極とが前記絶縁層を介して常時線接触した状態で前記ロータが歳差運動するように構成されていることを特徴とする静電ウォブルモータ。

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