特許
J-GLOBAL ID:200903071383751608

前処理付き反復解法方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-078404
公開番号(公開出願番号):特開平6-290204
出願日: 1993年04月06日
公開日(公表日): 1994年10月18日
要約:
【要約】【目的】 ベクトル計算機を利用した大規模規則スパース連立一次方程式の反復求解において、ベクトル長が短くなること、リストベクトルの利用によるオーバーヘッド、並列化による収束性の悪化を防ぐ。【構成】 配列の並べ換えにより、反復解法の逆近似操作における前進後退代入時のメモリアクセスを簡単化し、ベクトル演算でのパイプラインプロセッサの稼働効率を高める。また、前進後退代入を領域内の一部で2度行うことにより、並列化による収束性の悪化を防ぎ、並列性の少なかった従来法と同程度の反復回数で収束する逆近似操作を行う。
請求項(抜粋):
パイプラインプロセッサと、複数のメモリバンクよりなりインターリーブ方式を採用した主記憶装置とからなるベクトル計算機システムでの前処理付き反復解法方式において、偏微分方程式のn点差分近似により得られる係数行列の配列データA1,A2,...,An、右辺の配列データB、反復の初期値の配列データU、格子点サイズNX,NY,NZ、多重度KDを入力データとし、前記格子点サイズを参照してXY平面ごとの増分を算出し、各XY平面の配列データの末尾に前記XY平面ごとの増分を追加することにより前記係数行列の配列データ、右辺の配列データ、反復の初期値の配列データを等間隔アクセス形式に並べ換えるデータ並べ換え手段と、前記並べ換え手段で並べ換えられた配列データと多重度KDを参照して、主記憶装置への等間隔アクセスのベクトル演算で前記係数行列の近似行列分解を行い近似行列分解の配列データを生成する多数係数行列分解手段と、前記多重度、前記係数行列分解手段で得た配列データ、前記並べ換え手段で得た係数行列の配列データを参照して、主記憶装置への等間隔アクセスのベクトル演算で前進後退代入を行う多重前進後退代入手段とからなる前処理付き反復解法方式。
IPC (2件):
G06F 15/328 ,  G06F 15/347

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