特許
J-GLOBAL ID:200903071424192562

気相アルキル化-液相アルキル交換方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-150755
公開番号(公開出願番号):特開平10-330296
出願日: 1998年05月15日
公開日(公表日): 1998年12月15日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 アルキル化用シリカライト触媒を用いたアルキル化でエチルベンゼンを製造した後にそのアルキル化段階中に生じたジエチルベンゼンのアルキル交換を行う方法を提供する。【解決手段】 芳香族アルキル化用シリカライト触媒(silicalite aromatic alkylation catalyst)を用いてベンゼンの気相エチル化をジエチルベンゼンの生成量が高くてキシレン生成量が低くなるような条件下で行った後に比較的大きな孔サイズを有するアルキル交換用ゼオライト触媒を用いて液相アルキル交換を行うことを伴う芳香族アルキル化/アルキル交換する。
請求項(抜粋):
エチルベンゼンを製造してポリエチルベンゼンのアルキル交換を個別に行う方法であって、a) 少なくとも275のシリカ/アルミナ比を有する主に単斜晶系のシリカライトを含む芳香族アルキル化用ペンタシルモレキュラーシーブ触媒が各々に入っている直列連結した複数の触媒床が備わっている多段階アルキル化反応ゾーンを準備し、b) ベンゼンとエチレンを含有する原料を上記アルキル化反応ゾーンに供給し、c) 上記アルキル化反応ゾーンをベンゼンが気相中に存在する温度および圧力条件で操作して、上記ベンゼンの気相エチル化を上記シリカライト触媒の存在下で起こさせることで、キシレンおよびジエチルベンゼンを包含するポリアルキル化芳香族成分とエチルベンゼンの混合物を含むアルキル化生成物を生じさせ、d) 上記反応ゾーンへの上記原料の供給を、上記生成物中のキシレン濃度がこの生成物中のエチルベンゼンを基準にして約600ppm以下になりそしてジエチルベンゼンより重いポリアルキル化芳香族成分の濃度が上記生成物中のエチルベンゼンを基準にして0.25重量%以下になるような上記原料中のベンゼンの空間速度を与える流量で行い、e) 上記アルキル化生成物を上記反応ゾーンから回収して、上記反応ゾーンから回収した上記生成物を、このアルキル化生成物からエチルベンゼンを分離して回収しかつジエチルベンゼンを包含するポリアルキル化芳香族成分を分離して回収する中間的回収ゾーンに供給し、f) 上記ポリアルキル化芳香族成分中のジエチルベンゼンを包含する上記ポリアルキル化芳香族成分の少なくとも一部をアルキル交換反応ゾーンに供給し、g) ベンゼンを上記アルキル交換反応ゾーンに供給し、そしてh) 上記アルキル交換反応ゾーンを上記ポリアルキル化芳香族画分の不均化反応が起こってジエチルベンゼン含有量が低下してエチルベンゼン含有量が向上した不均化反応生成物が生じるのを促す温度および圧力条件下で操作する、段階を含む方法。
IPC (5件):
C07C 15/073 ,  B01J 29/40 ,  C07C 2/66 ,  C07C 6/12 ,  C07B 61/00 300
FI (5件):
C07C 15/073 ,  B01J 29/40 Z ,  C07C 2/66 ,  C07C 6/12 ,  C07B 61/00 300

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