特許
J-GLOBAL ID:200903071435671489
二酸化炭素回収装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
堀田 実 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-343180
公開番号(公開出願番号):特開平11-169661
出願日: 1997年12月12日
公開日(公表日): 1999年06月29日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 燃焼排ガスからCO2 ガスを高濃度で回収することによりCO2 ガスの排出量を低減すると共に、化学原料等として高濃度のCO2 ガスを回収する。【解決手段】 低濃度の二酸化炭素と酸素を含む原料ガスから高濃度の二酸化炭素と酸素を選択的に分離する濃縮装置12と、分離された混合ガス中の酸素を二酸化炭素に転換する酸素転換装置14とからなる。濃縮装置12は、溶融炭酸塩を電解質とする電解質板1とこれを両面から挟持する多孔質のカソード2及びアノード3とからなる濃縮セルと、濃縮セルのカソードとアノードとの間に電圧を印加する電圧印加装置7とからなり、電気化学反応を行わせて高濃度の二酸化炭素と酸素の混合ガスを選択的に分離させる。また、酸素転換装置14は、この混合ガスを酸化剤として炭化水素燃料を燃焼させ、酸素を炭化水素と反応させて二酸化炭素と水蒸気に転換する。
請求項(抜粋):
低濃度の二酸化炭素と酸素を含む原料ガスから高濃度の二酸化炭素と酸素を選択的に分離する濃縮装置と、分離された混合ガス中の酸素を二酸化炭素に転換する酸素転換装置とからなり、前記濃縮装置は、溶融炭酸塩を電解質とする電解質板とこれを両面から挟持する多孔質のカソード及びアノードとからなる濃縮セルと、該濃縮セルのカソードとアノードとの間に電圧を印加する電圧印加装置と、からなり、これにより、濃縮装置のカソード側で、CO2 +1/2O2 +2e- →CO3 2- の電気化学反応を行わせ、生成された炭酸イオンを電解質板を通しアノードに移動させ、アノード側で、CO3 2-→ CO2 +1/2O2 +2e- の電気化学反応を行わせて高濃度の二酸化炭素と酸素の混合ガスを選択的に分離させ、前記酸素転換装置は、前記混合ガスを酸化剤として炭化水素燃料を燃焼させる燃焼器であり、燃料を燃焼させて酸素を炭化水素と反応させて炭酸ガスに転換する、ことを特徴とする二酸化炭素回収装置。
IPC (2件):
FI (3件):
B01D 53/34 135 Z
, C01B 31/20 B
, C01B 31/20 A
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