特許
J-GLOBAL ID:200903071449767799

自動階調補正方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 兼行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-364778
公開番号(公開出願番号):特開2000-188768
出願日: 1998年12月22日
公開日(公表日): 2000年07月04日
要約:
【要約】【課題】 従来は、肌色を意識した補正を行っておらず、また、弱い逆光の場合、人物の顔が少し暗くなっていてもあまり補正されておらず、更に、強い逆光の場合は、逆光と判断できていても顔がどの程度の輝度であるかはわからない。【解決手段】 輝度ヒストグラム特徴量と各種曲線データとに基づいて、露光アンダーのアンダー前処理、露光オーバーのオーバー前処理又はリニア前処理が行われる(ステップ103〜107)。露光オーバー以外では、第2の特徴量が入力輝度レベルの最も高い領域と最も低い領域で共に正の値であるときに強い逆光と判断して逆光フラグを1にセットする(ステップ108〜114)。その後、入力画像の顔エリアを認識する顔部分認識処理を行った後、階調曲線補正レベル修正処理が行われる(ステップ110、116)。階調曲線補正レベル修正処理では、逆光の場合は、肌色認識により得たレベル中心の補正とする。
請求項(抜粋):
階調補正しようとするカラー画像データから輝度ヒストグラムを作成し、その輝度ヒストグラムから入力輝度レベル軸をa等分(aは4以上の整数)したそれぞれの領域の画素数の全画素に対する割合を示す第1の特徴量と、前記a等分したそれぞれの領域の一定のリミッタ値を越える画素数の全画素に対する割合を示す第2の特徴量と、前記輝度ヒストグラムから入力輝度レベル軸を3等分したそれぞれの領域の画素数の全画素に対する割合を示す第3の特徴量とをそれぞれ算出して第1の格納部に格納する第1のステップと、前記第1の格納部に格納されている第1乃至第3の特徴量を取り込み、そのうち最も低輝度側領域の前記第3の特徴量が予め設定した下限値より大であり、かつ、最も高輝度側領域の前記第3の特徴量が予め設定した上限値より小であるかどうか比較判定する第2のステップと、前記第2のステップにより、最も低輝度側領域の前記第3の特徴量が予め設定した下限値より大である判定結果が得られたときは露光アンダーと判断して、前記第1の特徴量を用いてコントラストの傾き情報を求め、その傾き情報からアンダー強度を求めるアンダー前処理を行う第3のステップと、前記第2のステップにより、最も高輝度側領域の前記第3の特徴量が予め設定した上限値より大である判定結果が得られたときは露光オーバーと判断して、前記第1の特徴量を用いてコントラストの傾き情報を求め、その傾き情報からオーバー強度を求めるオーバー前処理を行う第4のステップと、前記第2のステップにより、最も低輝度側領域の前記第3の特徴量が予め設定した下限値以下であり、かつ、最も高輝度側領域の前記第3の特徴量が予め設定した上限値より小である判定結果が得られたときは、前記第1の特徴量を用いてコントラストの傾き情報を求めると共に、前記第2の特徴量に応じて強度を求めるリニア前処理を行う第5のステップと、前記第2のステップにより露光オーバー以外と判断されたときは、前記第2の特徴量が入力輝度レベルの最も高い領域と最も低い領域で共に正の値であるときに強い逆光と判断して逆光フラグを所定値にセットする第6のステップと、入力されたカラー画像データが明度、色相、彩度が肌色である領域に含まれるか否か判定すると共に、前記逆光フラグが所定値であるときは該所定値でないときに比べて、前記肌色である領域の輝度レベルを下げて判定する第7のステップと、前記第7のステップにより検出された肌色の画素について、各連結領域の面積を求め、それらの連結領域のうち最大面積から面積の広い順に全部でn個(nは予め定めた2以上の整数)の連結領域を、認識対象のエリアとして抽出し、そのn個のエリアのそれぞれについて、当該エリアを内部に含む所定形状の枠に当てはめ、かつ、その枠の上部に髪の毛エリアを加えた枠を想定し、n個の各枠全体のそれぞれについて、肌色総画素数を示す第4の特徴量と、前記枠の画面縦方向の情報を示す第5の特徴量と、前記枠の画面横方向の情報を示す第6の特徴量とを求めた後、前記第4乃至第6の特徴量を分析し、顔を示すエリアである確率が最も高い1つのエリアを顔エリアとして決定する第8のステップと、前記第8のステップで決定された前記顔エリアの平均輝度を求め、その平均輝度を予め設定した目標の輝度範囲に入るかどうか比較し、その比較結果に基づき、前記第3、第4又は第5のステップで作成した前記コントラストの傾き情報と強度情報とを、前記平均輝度が前記目標の輝度範囲に入るように予測した値に修正する第9のステップと、前記第9のステップで修正された強度に応じて、入力階調に対する出力階調の各種の特性曲線を示す各種曲線データが予め格納されている第2の格納部から曲線データを選択し、その選択した曲線データと前記第9のステップで修正された前記コントラストの傾き情報とを合成して階調補正曲線データを生成して第3の格納部に格納する第10のステップと、前記階調補正しようとするカラー画像データが格納されている画像メモリから読み出した当該階調補正しようとするカラー画像データに、前記第3の格納部からの前記階調補正曲線データを反映させて前記画像メモリに再び格納する第11のステップとを含むことを特徴とする自動階調補正方法。
IPC (3件):
H04N 9/79 ,  H04N 1/407 ,  H04N 9/64
FI (3件):
H04N 9/79 H ,  H04N 9/64 J ,  H04N 1/40 101 E
Fターム (41件):
5C055AA14 ,  5C055BA03 ,  5C055BA06 ,  5C055BA08 ,  5C055CA07 ,  5C055EA02 ,  5C055EA04 ,  5C055HA19 ,  5C055HA37 ,  5C066AA01 ,  5C066AA05 ,  5C066BA13 ,  5C066CA08 ,  5C066CA17 ,  5C066EA11 ,  5C066EB02 ,  5C066EC06 ,  5C066EF02 ,  5C066GA02 ,  5C066GA05 ,  5C066HA04 ,  5C066JA01 ,  5C066KD04 ,  5C066KE07 ,  5C066KP05 ,  5C077LL19 ,  5C077MP08 ,  5C077NN03 ,  5C077PP15 ,  5C077PP28 ,  5C077PP31 ,  5C077PP37 ,  5C077PP46 ,  5C077PP52 ,  5C077PP53 ,  5C077PP61 ,  5C077PP68 ,  5C077PQ19 ,  5C077PQ22 ,  5C077PQ23 ,  5C077TT09

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