特許
J-GLOBAL ID:200903071492070238
階層型マルチプロセッサにおける並列処理方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
境 廣巳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-261325
公開番号(公開出願番号):特開平10-091591
出願日: 1996年09月10日
公開日(公表日): 1998年04月10日
要約:
【要約】【課題】 内側ループと外側ループとから構成される手続内ループを、階層型マルチプロセッサで効率良く並列処理し得る方法を提供する。【解決手段】 外側ループのループ変数の初値をクラスタ間通信レジスタGCR0に設定し、複数のクラスタ1を起動する。各クラスタ1の代表プロセッサ11は、Fetch&Add 命令でクラスタ間通信レジスタGCR0を参照更新して自クラスタが分担すべき外側ループのループ変数の値を取得する毎に、クラスタ内共有領域INに設定すると共に内側ループの初値をクラスタ内通信レジスタLCR0に設定する。クラスタ1の代表プロセッサ11及びその他のプロセッサ12-1〜12-nはFetch&Add 命令でクラスタ内通信レジスタLCR0を参照更新して自プログラムが分担すべき内側ループのループ変数の値を取得し、この値とクラスタ内共有領域INに設定された外側ループのループ変数の値とで定まる繰り返し部分の処理を一つのタスクとして実行する。
請求項(抜粋):
内側ループと外側ループとから構成される手続内ループの処理を複数のタスクに分割し、個々のタスクを、それぞれが複数のプロセッサから構成されるクラスタを相互結合網によって複数台接続した階層型マルチプロセッサを構成する個々のプロセッサで実行する並列処理方法であって、全クラスタから参照更新可能なクラスタ間通信レジスタに外側ループのループ変数の始値に設定し、各クラスタ内の複数のプロセッサのうちの特定の一つのプロセッサが前記クラスタ間通信レジスタを排他的に参照更新して自クラスタで実行すべき外側ループのループ変数を取得して、自クラスタ内の全プロセッサから参照可能なクラスタ内共有領域に設定すると共に、自クラスタ内の全プロセッサから参照更新可能なクラスタ内通信レジスタに内側ループのループ変数の始値を設定し、各クラスタ内の各プロセッサが自クラスタ内の前記クラスタ内通信レジスタを排他的に参照更新して自クラスタで実行すべき内側ループのループ変数を取得し、この取得した内側ループのループ変数と前記クラスタ内共有領域に設定された外側ループのループ変数とで定まる手続内ループの処理部分を1つのタスクとして実行することを特徴とする階層型マルチプロセッサにおける並列処理方法。
IPC (2件):
G06F 15/16 370
, G06F 15/16 430
FI (2件):
G06F 15/16 370 N
, G06F 15/16 430 A
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